ライブ配信しながら会話量を増やせるイベントページを活用
MZ:では、実際に行った施策について教えてください。
市川:今回は、YouTube公式チャンネルで行っている公式生放送をTwitterでも同時配信しました。配信の際はイベントページを導入することで、動画を見ながらツイートができるようにし、ユーザー間の盛り上がりを狙いました。また、イベントページ上でのツイートは生放送が開始してから行えるようにしました。
さらに、今回の生配信では #ロマサガRS事前登録 というハッシュタグを設定しました。
MZ:事前登録は、本来リリース前のアプリが行うキャンペーンだと思いますが、なぜそのようなハッシュタグにしたのでしょうか。
市川:事前登録は多くのアプリで行われており、言葉として使い古されていたので、それを逆手に取ろうと考えました。「ロマサガRSってもうリリースされているのに、なぜ事前登録?」とユーザーの興味・関心を引けるだろうと。この場合の「事前登録」とは、リリース3周年記念のイベントやキャンペーン施策の事前である、という立て付けとしています。
そして、本来使われている意味の、事前登録キャンペーンのように、公式チャンネルの登録者数に応じてロマサガRSのユーザー全員にゲーム内報酬をプレゼントする形を取りました。
日本のトレンド2位にランクインする会話を創出
MZ:施策によって得られた成果を教えてください。
市川:事前登録キャンペーン開始時点でお知らせした、すべての報酬が配布できるだけのチャンネル登録者数を達成できたので、追加キャンペーンを行いました。最終的にはこの時点で7万人を超える方が、サガ公式チャンネルに登録してくださいました。
Twitterでイベントページを活用した生放送を行ったことにより、Twitter経由でYouTubeにユーザーを誘導できたと考えています。
また、今回はロマサガRSの3周年直前キャンペーンとして行ったのですが、3周年のキャンペーンを盛り上げる施策としても貢献したと考えています。売上やDAU、新規ユーザーの獲得、すべてが好調だったのですが、そのきっかけがYouTubeとTwitterの連動施策だったと思います。
MZ:Twitter上での盛り上がりに関してはいかがでしょうか。
市川: #ロマサガRS事前登録 の付いたツイートのうち、77%は公式生放送中に行われており、1万2,000ツイートが集まりました。トレンドに関しても、日本のトレンド2位にランクインすることができました。