生活者環境に合わせたキャンペーン施策
塚本:Amazon Adsはオンライン/オフラインの境目なく、生活者が自らの意思で滞在する“場所”でしっかりとブランドメッセージを作っていきたいという思いがあります。
『日曜日の初耳学』(MBS毎日放送)というテレビ番組では、電通様と協業して、Amazon.co.jpと連動したインフォマーシャルを実施しました。インフォマーシャルのなかに二次元バーコードを設置し、Amazon.co.jpのキャンペーンサイトに直接アクセスできる取り組みで、対象ブランドの認知から検討、購買までフルファネルでの効果が確認できました。
高い売上リフトが見られ、新規顧客の獲得率も急上昇、またインフォマーシャル対象商品の閲覧数もオンエアのタイミングで急上昇しました。キャンペーン関連商品の検索数も急上昇し、認知度アップにも貢献できたと考えています。今後このような組み合わせの施策は増えてくると思いますが、榑谷さんはどう見ていますか?
榑谷:テレビや新聞雑誌、ラジオなどのトラディショナルなメディアと、デジタルの良いところを組み合わせて展開する施策は非常に効果的な手法だと思います。
塚本:また、これまでにアサヒ飲料の「ウィルキンソン」ブランドのキャンペーンも支援しています。ソバーキュリアスという、あえてお酒を飲まないライフスタイルを提案する特設ページを開設して、ノンアルコールドリンクのレシピなどを公開しながらキャンペーンを展開しました。結果、Amazon Adsを使って1,900万人にリーチし、ページ閲覧数は30万PVを記録。Amazonを訪れるお客様に、「ライフスタイル提案」を展開した好例です。
榑谷:Amazonは既に生活者にリーチするメディアとして大きな存在感を示していますね。購入だけでなく、ブランドエンゲージメントを高める場を提供していると感じます。
コンテンツ体験はそのままに、瞬間で生活者にリーチ
塚本:エンゲージメントを高める点では、最近、Amazonに販売導線がない新しい取り組みを電通様と一緒に実施しましたね。4月9日にPrime Videoで中継した村田諒太選手vsゲンナジー・ゴロフキン選手のボクシング試合を皮切りに日本で開始した、Live Sports In-Stream広告です。ボクシングのスポーツライブでは試合やラウンド間でインターバルが発生するので、その瞬間を活用して広告を展開しました。結果、85%の方に広告を受け入れていただいており、ブランド好感度の上昇も非常に高いことがわかりました(※外部調査、4/9第一回ボクシングイベントについての調査、電通マクロミルインサイト調べ、2022年4月実施) 。
榑谷:日本のPrime Videoにおいて初の試みでしたが、視聴の様子を見るとインターバルCMの動き方は地上波放送とまったく同じでした。多くのお客様が広告を許容してくださっており、リーチも予想をはるかに上回る水準でした。非常に可能性を感じます。