ブランドリニューアルの反響は?
MZ:ブランドリニューアルをしてから数ヵ月が経ちますが、反響はいかがでしょうか。
溝口:社内外ともに好評いただいています。社内のメンバーからは、これまでよりもパートナー企業に対してKuradashiのことを説明しやすくなったという声をもらっています。社外でも現在40名ほどいるKuradashiアンバサダーの皆様にオンライン座談会で聞いたところ、「より楽しく使えるサイトになった」「キャラクターがかわいい」「Webサイトのデザインがかわいくなった」「以前の真面目な雰囲気から柔らかなイメージに変わって、より人にすすめやすくなった」といった回答がありました。
ブランドリニューアルによって、「おトクに商品を買うことが、結果的に企業や社会、地球、みんなの徳につながる」ことを発信できてとても良かったです。
MZ:今回のブランドリニューアルに取り組んで気づいたことや学びはありますか。
溝口:ブランドパーパスが定まっていると、あらゆる施策の目的が明確になると気づけました。マーケティングだけでなく、物流のあり方や梱包時の同梱物など、様々な議論がパーパスを軸に行えるようになりました。
牧野:今回のブランドリニューアルが上手くいったのは、Kuradashiのサービスが素晴らしいからだと考えています。企業によってはパーパスを策定しても、現状の商品やサービスとのギャップがあって、ロゴやコピーに反映するときに苦労するケースもあります。
しかし、Kuradashiは素晴らしいサービスがありながら、それを言葉で表現できていなかった。その表現の部分にDEが携わることができたので、我々のようなクリエイティブを支援する企業が存在する役割を感じることができました。

10月の食品ロス削減月間を起点にPR・マーケティングを展開
MZ:最後に今後の展望を教えてください。
溝口:今後も「楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット」の認知を拡大して、現在のフードロスの問題を解決していくとともに、「ソーシャルグッドマーケット」という言葉自体を一般化させていきたいです。
そのために、オフラインでのポップアップショップの出店や、10月の食品ロス削減月間に合わせたPR・マーケティングを強化します。フードロスへの関心はコロナを機に高まってはいるものの、まだ多くの人は自分ごと化できていないのが現状です。そのため、メディアやパートナー企業など各ステークホルダーを巻き込んでムーブメントを起こしていき、フードロス削減への興味関心を醸成すると同時に、Kuradashiの利用者増加につなげたいです。
牧野:今後もクリエイティブパートナーとして支援させていただきつつ、リアルにKuradashiの商品が購入できる場所が定着できたらと考えています。スーパーに買い物に行くのと同じ感覚でKuradashiの買い物体験を提供したいです。
また、Kuradashiに協賛している企業はフードロス削減を目指す素晴らしい企業だと思います。そのため、Kuradashiに協賛していること自体が、社会的に良い企業の証になるような取り組みも行っていきたいです。
DE
AD:KENZO SHIBATA
D/Illustrator:TAKAHIRO HAGA
Planner:HIROMU MATSUKI
Engineer:TOI NAGASAWA
CD:KEITA MAKINO