Wallet Stationが生み出すマーケティングの幅の広がり
MZ:Coke ON Walletをローンチしてから3ヵ月が経ちましたが、どのような成果を得られていますか?
永井:今回、Coke ON Walletを導入したことで、Coke ONを基点としたプロモーション施策の幅が格段に広がったと感じています。2023年2月13日からは「コカ・コーラ社製品を買って春の新生活クッズその場で当たる!」キャンペーンを開始しています。期間中、自販機での購入に加えて自販機以外でお買い求めいただいた当社商品でも、アプリで商品のバーコードを読み込んでいただくと新生活グッズの抽選に参加でき、さらにCoke ON ポイントが必ずもらえるキャンペーンです。
永井:こういった施策も、Coke ON上でシームレスなUIが構築できていたからこそ、実現できたものです。施策を通じて、お客様に「こんなにも手軽にポイントが貯められるんだ」と実感していただく。その結果、今までキャッシュレス決済をしてこなかった方や、あまり自販機で飲料を購入されてこなかった方にもCoke ONに興味を持っていただける──そうした未来を期待しています。
末澤:企業におけるオリジナルPay導入のメリットは複数あるのですが、どちらかといえば「手数料負担の軽減」に偏っていた印象を受けます。しかし、今回のCoke ON Walletの事例から、「自社でオリジナルPayを導入することで、マーケティング施策の幅を広げることができる」そう実感していただけたら幸いです。
自社サービス×フィンテックで新たな体験提供へ
MZ:今後のお二人の展望をお聞かせください。
永井:まずは、自販機で扱っている小銭をデジタル化するプラットフォームとして、Coke ON Walletを活用していきたいと思います。「初めてのキャッシュレス体験がCoke ON Wallet」というお客様も今後、現れるでしょう。そんなお客様にCoke ON上で特別な体験を提供することで、次世代のファン育成につなげていきたいと思います。
末澤:当社の事業コンセプトとして「エンベデッド ファイナンス(組み込み型金融)」を掲げています。ビジネスやサービスを運用する以上、お金のやり取りは必ず発生します。当社では、そこにフィンテックを組み込むことで、これまで不可能だったユーザー体験を実現していきたいと思います。
今回ご紹介したWallet Station以外にも、自社サービスにVISAやJCBなどの国際ブランドカード機能を組み込むことができるXard(エクサード)というプロダクトも提供しています。「自社サービスにフィンテックを融合すると、どういった価値を提供できるのか」そういったディスカッションからでも大丈夫ですので、興味のある方はぜひ一緒に考えていければと思います。
Coke ON ポイントが必ずもらえるキャンペーンが開催中!
4月9日(日)まで開催中の「コカ・コーラ社製品を買って春の新生活クッズその場で当たる!」キャンペーンを開催中。Coke ON ポイントは必ずもらえますのでぜひご参加ください。