I-neが導入したSIVAのSquad beyond
MarkeZine編集部(以下、MZ):原様の自己紹介をお願いします。また、今回I-ne様では、SIVA様の「Squad beyond」を用いてデジタルマーケティングの業務効率化を図られたようですが、Squad beyondとは何でしょうか。開発の背景も含めて、教えてください。
原(SIVA):私は、デジタルマーケティングプラットフォーム「Squad beyond」のグロースチームに所属しています。
原(SIVA):Squad beyondは30分で始めて、1日10分の作業で運用の改善をすることができるデジタルマーケティングプラットフォームになります。
以前のWeb広告では、広告配信の性能ばかりが進化し、それらを扱う側の実際の業務はアナログで非常に非効率でした。そして、アナログ業務を効率化する手段として「それぞれに適したツールを追加・導入していくこと」が主流でした。しかし業務一つひとつにツールを導入するのは、それぞれツールの提供元である企業が異なっていたり、導入後に発生する時間や作業、ルール、人手の確保などあらゆる手間がかかってしまいます。これではアナログ業務の効率化とはいえません。
対して、日々進化するWeb広告の最新バージョンに合わせたもの(必要なツールなどが備わっている状態)を最初から作ることでそれらの手間は削減できる。それを実現したのがSquad beyondです。
MZ:具体的にどのような業務が「効率が悪い」と感じられたのでしょうか。
原(SIVA):Web広告回りの業務は主に「制作」「校閲」「入稿」「配信」「レポーティング」「運用」の流れ。それが今なお効率化されていないと思っています。
先程述べた通り、効率化を目指して各業務に一つひとつ別のツールを導入すると、ルールや人手の確保などあらゆる手間がかかってしまいます。ここに課題を持っている企業様は多いです。いわゆる「導入はしたが使いこなせていない」状態です。
そのためSquad beyondでは、LP制作からデータ解析、LP/広告の運用・最適化、レポーティングまでを一つのプラットフォーム上で完結させられる仕組みになっています。
原(SIVA):Squad beyondに様々な機能を搭載させた理由としては、ユーザー様の「重要な結果」にフォーカスをしているためです。
デジタルマーケティングを行う理由は、決してLPを作りたいわけでもなく、レポーティングをしたいわけでもありません。マーケティング活動で得たい重要な結果があるわけで、その重要な結果を出すために必要な機能やデータが緻密に計算された上でプロダクトとして表現されています。
複数の媒体を横断して、効率的に効果測定が可能
MZ:次にI-ne様に伺います。今回、なぜSquad beyondを導入されたのでしょうか。
小林(I-ne):デジタルマーケティング業務のインハウス化にあたり、最も効率よく運用ができる環境を整備したいと考えたからです。2022年7月、WrinkFadeをM&Aして以降、本部内では定期通販やリピート通販といったダイレクトマーケティングに注力してきました。
小林(I-ne):しかし、当社でもデジタルマーケティング業務には1~2人程度しかリソースを割けておらず「リソースが制限される中で、どのように成果を最大化できるか」が課題でした。
また、広告運用におけるツールの一元化も課題にはありました。広告を複数の媒体に出稿すると様々なツールを横断して見なければ効果を測れません。また、社内の意思決定の部分でも、媒体ごとに担当者が分かれているので、余計に時間がかかってしまいます。
その点、Squad beyondでは様々な広告の効果を一元的に見られるので、最速でPDCAが回せる。まさに、ツールを超えたインフラの一つだと感じています。
MZ:LINE様の立場から、Squad beyondの特徴をどのように感じられたか教えてください。
下園(LINE):今や多くの企業が複数の媒体に出稿し、効果測定に苦戦している中で、Squad beyondでは媒体をまたいだ効率的な効果測定ができる。これもSquad beyondの魅力の一つだと感じました。