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第105号(2024年9月号)
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【特集】明快な方程式がなくなった、メディアプランニングの今

メディア利用はシーンや習慣に左右される。メディアポジショニングマップから見る、生活者のリアル

 分散化・複雑化するメディアプランニングにおいては、各メディアの特性やユーザーの傾向を把握することが重要だ。なんとなくのメディアのイメージではなく、データに基づいた知見があると心強い。毎年メディアポジショニング調査を実施し、「メディアポジショニングマップ」を作成、公開しているビデオリサーチ。同調査をけん引する、ひと研究所主任研究員の渡辺庸人氏に、調査から見える各メディアの特徴とメディアプランニングに必要な視点をうかがった。

※本記事は、2023年6月25日刊行の『MarkeZine』(雑誌)90号に掲載したものです。

浸透するにつれ「くつろぎの時間」に使われる傾向

──はじめに、メディアポジショニング調査の概要についてうかがえますか。

 ひと研究所はビデオリサーチ内のシンクタンクです。多様なデータを活用し、生活者の今と未来のインサイトを研究しています。私は主任研究員として、特に生活者のメディア利用行動に関する研究発信をしています。

株式会社ビデオリサーチ 統括・ソリューションユニット リサーチアナリシスグループ フェロー/ ひと研究所 主任研究員 渡辺庸人(わたなべ・かねひと)氏 1984年生まれ。一橋大学大学院・社会学研究科修士課程修了。専門社会調査士。2009年ビデオリサーチ入社。 広告会社や広告主をクライアントとしたリサーチの企画・分析部門や、若者研究チーム参加を経て、2017年よりビデオリサーチのシンクタンク「ひと研究所」に参画し、2023年より現職。「生活者のメディア行動」をテーマに研究・発信活動を行いながら、クライアントの個別課題解決のための調査実施・分析に携わる。
株式会社ビデオリサーチ 統括・ソリューションユニット リサーチアナリシスグループ フェロー/
ひと研究所 主任研究員 渡辺庸人(わたなべ・かねひと)氏 

1984年生まれ。一橋大学大学院・社会学研究科修士課程修了。専門社会調査士。2009年ビデオリサーチ入社。 広告会社や広告主をクライアントとしたリサーチの企画・分析部門や、若者研究チーム参加を経て、2017年よりビデオリサーチのシンクタンク「ひと研究所」に参画し、2023年より現職。「生活者のメディア行動」をテーマに研究・発信活動を行いながら、クライアントの個別課題解決のための調査実施・分析に携わる。

 メディアポジショニング調査は、生活者の視点で「メディアを生活のどのような場面で使っているか」を調べたものです。2019年に初回の調査を行い、第2回の調査までは公表していませんでした。第3回の調査は2021年10月に実施し、結果を分析したものを2022年の頭に発信。今回主にご紹介するのは、2022年に実施した調査結果の分析内容です。

 調査そのものはシンプルで、3ヵ月以内に使ったメディアを聞いた上で、どういうシーンで使っているかアンケートをとっています。たとえば「起床した後、ベッドや布団の中での時間」「通勤通学・移動中」「食事しながら」といった選択肢があります。今回の調査では60のメディアを調査対象としました。

 それらをコレスポンデンス分析で散布図の形にしています(図表1)

図表1 全国15-69 歳メディアポジショニング(2022年10月)ビデオリサーチ『メディアポジショニング調査』レポートを基に作成
図表1 全国15-69 歳メディアポジショニング(2022年10月)ビデオリサーチ『メディアポジショニング調査』レポートを基に作成(タップで画像拡大)
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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/06/23 09:30 https://markezine.jp/article/detail/42540

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