ニーズや規模に合わせた活用が可能
MZ:SELFBOTを導入したいと考えた時、どのようなプランや活用方法があるのでしょうか?
中路:「ライトプラン」「ミドルプラン」「カスタムプラン」と大きく分けて3つのプランを用意しています。それぞれ企業様のニーズに合わせて選択いただくことが可能です。
ライトプランはFAQ対応、サイト内容の案内に限定したプランです。ドキュメントやURLを学習させるだけでユーザーの意図に合った返答をすることができます。ビューティガレージ様に現在ご利用いただいているのは、このライトプランです。
ミドルプランは、ライトプランの機能に加え、セールス活用や販売促進の提案、製品情報の提案など、ユーザーに積極的にサービスやコンテンツを紹介したい企業様におすすめしています。
カスタムプランは、企業単位でのオートクチュールのイメージです。ユーザーの本音や状態、環境をしっかりと把握したうえで、きめ細やかに対応したい場合におすすめのプランです。
最初はスモールスタートとしてライトプランを導入し、SELFBOTを活用することで何ができるかを確かめながら、プランを拡大していくことも可能です。
接客のプロが納得する接客を、デジタルでも
MZ:今後、ビューティガレージではどのような価値提供をお考えですか? その中で、SELFBOTをどのように活用したいか、ビジョンをうかがえればと思います。
岡崎:ビューティガレージがビジョンとして掲げる「開業と繁盛を総合支援する、サロンコンシェルジュNo.1企業」を体現するには、ChatGPTをはじめとするLLMはうってつけの技術だと考えています。
当社のお客様である美容サロンの方々はいわば接客のプロです。当然私たちも、接客のプロにご納得いただける接客をする必要があります。それはデジタルであっても変わりません。特にチャットボットの世界では、企業が持つ人格のようなものが、より現れやすくなると考えています。リアルのコンシェルジュに比べると、現状では当社のチャットボットで対応できる範囲はまだ限定的ですが、SELF様に相談しながら、より良い形でお客様にサービスを提供していきたいと考えています。
MZ:SELFでは、今後SELFBOTをどのように展開する予定ですか?
中路:ビューティガレージ様がSELFBOTで24時間365日質の高いカスタマーサポートを提供可能になったように、マニュアル化されたナレッジの自動化は進み続けるでしょう。この流れは止められないと思います。
SELFBOTでもカスタマーサポートや営業、メンタルケアなどの幅広い領域への拡大を考えています。また、ユーザー理解を強みとするSELFエンジンの各機能との連携をより密接にし、短期的にだけでなく長期的なユーザーサポートもできるようにしていきたいですね。そうすることで企業様は、企画や設計、デザイン、マーケティングなど、ヒトだからこそできることにより時間を割けるようになるはずです。当社もSELFBOTを通じて、良質なプロダクトやサービスを生み出す企業様にとって、必要不可欠な存在になりたいと考えています。