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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

サイバー、電通デジタルを経てLuupのマーケ責任者に。その後は……?高木さんのキャリア作りの源泉

 本連載では、広告・マーケティング・インターネットサービス業界に特化し、約7,000人の転職や副業のキャリア設計支援を行ってきたホワイトグラッシーズ代表取締役CEOの野崎大輔(白メガネ)さんが、同領域で活躍中の業界人が歩んできたキャリアを聞き出しながら、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探ります。今回は、サイバーエージェントと電通デジタルで様々な経験を経て、Luupでマーケティング責任者を務めた高木僚平さんに、これまでのキャリアとキャリア作りの源泉を聞きました。

LUUPのユーザー獲得、ブランディングを担当

野崎:今回はLuupの高木さんにお話を伺います。まず、Luupで現在どのような仕事をしているか教えてください。

Luup COO室 室長代理 高木 僚平氏
Luup COO室 室長代理 高木 僚平氏

高木:現在はCOO直下で事業企画を担当しています。予実管理や各種KPIの分析などを通じて、経営の意思決定に携わる業務です。それ以前、入社後2年ほどはマーケティングの責任者を務めていました。

 マーケティング組織をけん引する上で、主なミッションとなっていたのは新規ユーザーの獲得です。LUUPの場合、アプリのダウンロード後、初めてライドいただいた方を新規ユーザーと定義しています。そのため、広告や販促キャンペーンを駆使しながら、まず一度乗っていただくことを目指してきました。

 そして、広告に関してはデジタルの運用型広告を中心に、OOHや交通広告など幅広いメディアに出稿してきました。LUUPはリアルに根差したサービスで、近くにポートがあるかどうかが重要になるため、OOHや交通広告との相性が非常に良いです。ポスティングやDMなどオフライン媒体にもチャレンジしました。

 一方で、ユーザーの増加だけではなく、長期的なブランディング活動も必要です。特に安全への対策や啓発活動はとても重要なテーマと捉えており、そのためのキャンペーンや広告も展開してきました。直近では新しいマーケティング責任者のもと、LUUP初となるテレビCMの放映も開始しています。

よくある新卒の仕事から学びを得る方法

野崎:では、現在の高木さんがどのようなキャリアを経て現在のキャリアにつながっていったのか振り返っていきます。新卒ではインターンをしていたサイバーエージェントに入社していますね。最初はどのような仕事をされていたのでしょうか?

ホワイトグラッシーズ 代表取締役CEO 野崎 大輔氏
ホワイトグラッシーズ 代表取締役CEO 野崎 大輔氏

高木:インターネット広告本部に配属され、SEMのアカウントプランナーとしてオーバーチュア(現・Yahoo!広告)やGoogle広告の営業をしていました。担当アカウントは大小問わずで、1年目から営業と運用、レポーティングまで一気通貫で行っていました。

野崎:当時の運用型広告のアカウントプランナーは私自身も経験がありますが、アグレッシブな労働環境のため、合わずに退職してしまう方も多くいました。高木さんは当時の経験をどのように捉えていますか?

高木:運用を経験しながら、営業としても動けたことはポジティブに捉えています。特にテレアポには相当時間をかけましたし、苦労しました。しかし、その中で社会人としての基礎的なコミュニケーションやビジネスマナー、ストレス耐性が身に付いて、どんな仕事にも物怖じせずに臨めました。

 また、運用スキルに関して社内のトップを目指し「SEMといえば高木」というポジションの確立を狙いました。結果として、新人賞を1年目で獲得できました。

野崎:この1年目の活躍が非常に高木さんのターニングポイントだったのは間違いないでしょう。キャリアアップのチャンスは平等に訪れるものではありません。特に新卒1~2年目など20代前半の頑張りがその後につながる新たな選択肢の獲得に直結しやすいです。

 仮に自分があまりやりたくない仕事でも、最初にスタートダッシュを切れるよう愚直にアクションすることはライバルに差をつけることになり、新卒大量採用の企業では特に重要だったりします。

高木:そうですね。また、社内コミュニケーションも大切にしていました。わからないことがあれば違うフロアでも直接相手の席まで足を運んで聞きに行くことを意識していましたね。

野崎:コロナ禍を通じてリモート環境で社会人キャリアがスタートしてしまったので、オフライン環境が増えてきた現在、社内コミュニケーションを取るのに慣れていないという若手もいらっしゃいます。

 オンラインコミュニケーションが増えた時代だからこそ、転職や社内異動も含めて新しい環境で業務が始めるアーリーフェーズは、あえてオフラインでコミュニケーションを取ることがより重要になっているのではないでしょうか。結果的に自分のためになるはずです。

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営業兼運用からデータ分析組織の立ち上げに異動、そこで得たものとは?

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/11/27 09:00 https://markezine.jp/article/detail/45507

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