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【特集】進化するテレビマーケティング、現在の選択肢

CPI減&DAU増の「デュオリンゴロゴロ」、裏には大きな失敗が⁉DuolingoのCM活用術

テレビは広告だけじゃない、PRにもチャンスあり

――テレビCM以外にも、コネクテッドTVの活用など、テレビデバイスで露出する方法は様々あると思いますが、DuolingoではCM以外に何か仕掛けていたことはありますか。

 PRによる露出は戦略的に狙っていました。ビジネス系の番組では社長のルイスが取材され、さらにアプリのUIも紹介いただけたので、良い認知を獲得できました。

 Duolingoの持つ創業ストーリーをしっかりと伝えることとアプリのUIを見せることができれば、多くの認知や共感を獲得できると考えているため、PRではその2点をメディアを通じて伝えていただけるような取り組みを行っています。

 また、テレビCMのクリエイティブに関してはSNSやコネクテッドTVにも横展開しています。広告をクロスメディアで配信することは欠かせません。各媒体で接触できないユーザーのリーチを補完しながら、テレビCMを見たユーザーのフリークエンシーを高めることができます。

マーケターの仕事は良いクリエイティブの材料を整えること

――最後にテレビCMに関する今後の展望や、テレビCMを効果的に活用したいと考えるマーケターへのアドバイスをお願いします。

 テレビCMを成功に導く上で、良いクリエイティブを作れるかが重要なカギになります。今後もまだ発見していないユーザーのインサイトを見つけ、それに合ったベネフィットを設計し、クリエイティブに落とし込んでいきたいです。

 テレビの活用を考えているマーケターの皆さんに言えるのは、良いクリエイティブを作るための材料となるインサイトの発掘やベネフィット開発を行うことがマーケターの仕事であり、それを伝えるブリーフィングが重要です。

 良いブリーフィングは、広告代理店や制作会社のクリエイターの皆さんにインスピレーションを湧かせる土壌作りになりますし、「デュオリンゴロゴロ」のようなベネフィットを強烈に伝えるコピーを生み出すきっかけになるので、ぜひ突き詰めていただきたいです。

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2025/06/06 08:00 https://markezine.jp/article/detail/48275

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