テテマーチとUUUMは6月3日、「TikTok Shop コマース総合支援サービス」の提供開始を発表した。同サービスは、TikTok Shopへ出店を検討する企業やブランドに対し、アカウント戦略の設計や販促活動の支援を一括して提供するものである。初期モニター企業限定3社の募集も実施している。

　TikTok Shopの日本国内ローンチは2025年夏から秋頃に予定されている。「商品販売だけでなく、ファンの共感や熱量を経済価値に転換する」というトレンドを背景に、企業のマーケティング活動は、短期的なバズやリーチを目的とした施策から、ブランドへの共感やファンとの深い関係構築へシフトしている。

　提供される支援内容としては、TikTokアカウントの戦略設計やコンセプト構築、運用支援のほか、ライブコマースやショート動画の制作・配信ディレクション、UUUM所属クリエイターを中心とした公式アカウント出演キャスティングとクリエイターアカウント販促ブーストも含まれる。

　さらに、テテマーチ独自のSNS分析ツール「SINIS for TikTok（2025年7月ローンチ予定）」による効果検証や、InstagramやX（旧Twitter）、LINE、オウンドメディアといった各種チャネルと連携したクロスチャネル戦略もカバーする。

　テテマーチは、企業の世界観や独自の体験価値を起点とした基盤設計や、コミュニティ共感を育てる文化醸成までを担う。一方、UUUMは、クリエイターのネットワークを活かし、ブランドの魅力を効果的に伝えるための動画コンテンツ配信やライブ販売支援を実行する。

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