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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Autumn

「実践企業に学ぶ オウンドメディア成功の秘訣」イベントレポート

年間82人採用!2度の失敗を乗り越えて成果を得た、Helpfeelのオウンドメディア戦略

オウンドメディアの効果測定/採用広報におけるKPIは?

──オウンドメディアはどのくらいの人員で運用しているのでしょうか。

宮原:編集チームは6名ほど、広報と採用の両チームから社員が参加しています。毎月4本以上は記事を公開しており、主にこの6人の誰かが書いていますね。ただし「この月はこの人が担当」といった分担は明確に行っていません。

──効果測定はどうしていますか?採用広報に効いているかどうか、どのように分析しているのでしょうか。

宮原:面接や面談を受けていただいた方にアンケートを行っています。もちろん、PVなども見ていますが、それらの数字はKPIとしては追っていません

──オウンドメディアの活動を続けるためには、たくさんの社員が協力してくれる空気作りも大切だと思います。何かされたことはありますか?

宮原:今まさに力を入れている最中です。現時点では会社の情報発信に興味をもっている社員の中でも、まだ一部の人のみnoteをやっている状態なので、これからぜひ仲間を増やしていきたいですね。

河端:仲間を増やすという意味では、記事に協力していただいた社員へのフィードバックが大切だと感じています。その点、宮原は記事公開時に社内Slackで告知して社員に感謝を述べるなど細かくコミュニケーションをとっていて、さすがだな、と。社内理解も高まっている感触があります。

──最後に、採用広報に携わる方々に向けて、明日からできるアドバイスはありますか。

宮原:こうした活動で最初に悩むのは「どのような情報を発信すればいいか」ではないでしょうか。会社のバリューやミッション、あるいは文化を伝えるにはどうすればいいのか……。簡単には答えが出ないですよね。そんな時は考え方を変えて、社内にいる誰かの紹介記事から始めてみてはいかがでしょうか。

 改めて私がオウンドメディア運用に参加した理由を振り返ると、テクニカルライターチームにいる素晴らしい社員のことを知ってもらいたいからでした。そのために発信したいと。こうした視点で考えると、記事を書きやすくなるかもしれません。

河端:私が伝えたいのは、とにかく仲間を作ることです。採用広報の活動を一人で行うのは難しいですし、私たちもチームを作ったことで軌道に乗りました。社員を巻き込むのは簡単ではありませんが、私たちが宮原に声をかけたように、興味のありそうな誰かを見つけて、うまく仲間を増やしていくことがポイントだと思います。

──お二人のお話を聞いて、まさしく仲間作りの大切さを感じました。オウンドメディアを採用に活かしたい企業は、ぜひ参考にしてみてください。本日は貴重なお話ありがとうございました!

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note株式会社(noteカブシキガイシャ)

 わたしたちは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォームnoteは、クリエイターのあらゆる創作活動を支援しています。クリエイターが思い思いのコンテンツを発表したり、メンバーシップでファンや仲間からの支援をうけたり、ストアでお店やブランドオーナ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2025/10/02 09:00 https://markezine.jp/article/detail/49864

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