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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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事例から読み解くユーザービリティ改善の勘所

MarkeZineを検証! ユーザビリティ改善大作戦


前回は、ISO13407"Human-centered design process for interactive systems"(インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス)を紹介しました。今回はそのISO13407のプロセスをもう少しわかりやすくお伝えするために、『MarkeZine』を例にユーザビリティについて具体的な例をご紹介したいと思います。

Webサイトのリニューアル・公開=ゴールではない

 ISO13407プロセスの大きな特徴は循環プロセスであるところにあります。Webサイトの構築時には、サイトのコンセプトを立てた上で、十分にターゲットユーザーの行動や要求事項を考慮した上での制作が行われていると思います。

 しかし、Webサイトの構築はリニューアル・公開がゴールではありません。 サイト公開後にも、実際にユーザーがどのような行動をするのか、実際のユーザーに対して本当に必要となる情報や機能は何か、といった部分をユーザーのサイト利用状況を把握しながら、見直していく必要があります。

 また、改善したからこそ、新たなユーザー要求が出てくることもあります。そうした形で問題点、課題を見つけ出し、循環プロセスの中で改善していくというのがISO13407の考え方です。

ISO13407 人間中心設計プロセス図

では、ここから『MarkeZine』を例に具体的な話を進めていきます。

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この記事の著者

矢野 絵美(ヤノ エミ)

中央大学大学院理工学研究科で感性工学を専攻。修了後、株式会社ミツエーリンクスに入社。現在はWebアナリストとして、アクセスログ解析やユーザビリティに関するサービスを担当している。これまでに、80社を超える大手企業サイトの診断・コンサルティングを実施している。
日本感性工学会 会員。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/03/21 00:09 https://markezine.jp/article/detail/872

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