【data01】 検索エンジン利用状況 ~自宅はGoogle、職場はYahoo!~
Webマーケティングガイドでは、検索エンジンの利用に関する調査を企画し、インターネット調査会社である株式会社マクロミルが保有するリサーチパネルに対して調査を行った。
- 今回の調査対象は20歳~49歳のパソコンインターネットユーザー400人
- M1層100人、M2層100人、F1層100人、F2層100人となる
まず、パソコンの利用場所を聞いたところ、自宅での利用が最も多く96.7%となった。これに対し、職場・学校で利用するユーザーは46.6%だ。このことから、半数近くのユーザー(最大46.6%)は、自宅と職場・学校の両方でインターネットを利用していることがわかる。
普段利用している検索エンジンを尋ねた質問では、Yahoo!が76.9%と最も高く、次いでGoogleの54.4%となっている。3位のMSN(14.6%)と4位のgoo(10.7%)とは大きな開きがあり、上位二つ(Yahoo!とGoogle)の検索エンジンに、利用が集中していることがわかった。
米国ではGoogleのシェアが59.3%、Yahoo!は22.0%のシェア(Hitwise調べ:2006年5月時点)となっており、また欧州でもGoogleのシェアが高い事を考慮すると、日本の検索エンジンシェアは特異だといえる。
検索エンジンの利用を場所別に見ると、Yahoo!やInfoseekは自宅からのユーザが職場・学校に比べ多くなっている。逆にGoogleやMSNに関しては職場・学校からの利用が自宅に比べ多くなっている。
エンターテイメント性が高いYahoo!やInfoseekは趣味などのための個人的な情報収集に便利なため、自宅利用が多いのではないかと考えられる。
また、Googleは検索に特化している(余計なものがない)ため、MSNは職場でIM(インスタントメッセージ)を使う方も多いため、それぞれ職場での利用が伸びているのではないかと推測される。
同様に、OCNやBiglobeが自宅のみで利用されている理由は、それぞれのプロバイダーに契約されている方が利用者の中心だからではないかと推測される。