東京広告協会は、首都圏の大学生800名を対象に、「友人関係に関する意識調査」を実施した。親友と呼べる友達がいるかどうかについては、89.9%が「いる」と回答し、その平均人数は約5人。また、授業の時だけ一緒にいる「授業友達」、テストの時だけ連絡を取る「テスト友達」など、目的によって友達がいる人も多い。
ひとりで食事をする、ひとりで映画を観るなど、「おひとりさま」行動については、以下の図のような結果となった。「おひとりさま」行動自体が好きかどうかを聞いてみると、72.5%の大学生が「好き(計)」と回答している。
「おひとりさま」行動しているときに、さびしい気分になるかを聞いたところ、大学生の67.3%が「ならない(計)」と回答。その理由としては、「携帯電話、スマホ等がそばにあるから」61.5%、「自分と同じようなおひとりさまをみかけるから」55.1%、「SNSを通じて友人の状況等を把握できるから」40.5%という結果に。
スマホでSNSを開くことで、友人と常につながっている感をバーチャルに得ていることが、「おひとりさま」行動を加速させていると、同レポートでは指摘している。
【調査概要】
「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2012」
調査対象:首都圏の大学生800名
調査期間:2012年7月17日~31日
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