世界進出から国内展開まで、幅広いネットワークに対応
――そこまで全世界に拡大するには、相当数のネットワークへの対応が必要になりますよね。
Micah氏:もちろん、そうですね。MATは世界で430以上の広告パートナーと接続しており、それも広く支持されている理由です。接続媒体は毎週3~7ほど増えているので、今現在、世界で最も接続数が多く、実際のプロモーション稼動数も多い効果測定ツールだと思います。ひとつのSDKでの提供なので、一度の設定でそれだけの規模のネットワークと接続できます。
――日本市場に進出するにあたって、日本でドメスティックな展開をしているネットワークとも接続しているのですか?
Micah氏:現在、日本における主要な媒体ともほとんどつながっており、1SDKの設定で、キャンペーンのセットアップがすぐにできるようになっています。例えばnendをはじめSMAAD、Fello、アスタなどのネットワークとも接続して、日本市場に限定したプロモーションを行う広告主のニーズにも応えています。今後は、MATを導入する広告主は、ロングテールに伸張していくと予測しています。
また、モバイルアプリのクリックインストールや購入などのアプリ内のイベント、ゲームアプリならレベルアップをはじめ、日毎の起動数などの非常に細かい指標を測定できるので、どんなKPIにも応えられます。この点でも、さまざまなタイプのアプリに役立てられています。さらに、IDFA取得のOn/Off切替が可能です。
Septeni Americaと手を組んだHasOffers
――提携先の特徴として、iAdが含まれるのが目を引きます。
Micah氏:おっしゃる通り、この4月にMATがiOSアプリ向けのモバイル広告ネットワーク「iAd」でのLTV計測ができる世界初の効果測定プラットフォームとなりました。
これまではROIの測定ができなかったため、広告主はiAdへの思い切った予算投下をしかねていました。そうした状況から解放されるので、MATの利便性がさらに高まると私たちも期待しています。
――日本市場へは、Septeni Americaとの提携によって進出しています。末永さんにうかがいますが、この経緯をお教えいただけますか?
末永氏:2012年9月に営業を開始したSepteni America,Inc.はHasOffersと2013年10月に提携し、MATの日本の正規販売代理店になりました。それに先駆けて、9月に開催されたアドテック東京にて共同でブースを出展したりもしました。