Googleは、AdWords日本版公式ブログで、これまで「サイトターゲット」と呼んでいたAdWords機能の名称を変更し、同時にクリック単価(CPC)で入札可能になったことを発表した。
「サイトターゲット」という名称ながら、広告の掲載箇所を「サイト単位」ではなく、サイトのサブセクションやページ単位から、ページ内の特定の広告ユニット単位まで、細やかにターゲットすることが可能なことから、Googleはその名称を「サイトターゲット」から「プレースメントターゲット」へと変更した。
また、同時に「CPCプレースメントターゲット」がリリースされ、Googleネットワーク上の特定の広告掲載箇所をターゲットとしたキャンペーンにおいて、1クリックに対する課金の選択が可能となった。これによって、「プレースメントターゲット広告」では、従来のインプレッション単価制(CPM)と、クリック単価制(CPC)のいずれかを選択することになる。
「CPCプレースメントターゲット」は、「CPM プレースメントターゲット」と同様に、テキスト、イメージ、Click-to-Play動画広告、さらには限定的ながらガジェットも含む各フォーマットを利用することができる。これらのフォーマットではすべて広告ユニットを独占した掲載となる。ただし、テキスト広告については、「CPMプレースメントターゲット」では、広告ユニット全体を独占しての掲載となるのに対し、「CPC プレースメントターゲット」は、広告スロット枠での掲載になるという。
Googleは広告を表示させたい箇所をひとつひとつ選択し、広告主の広告目標に合わせて課金方法を選択することによって、ROI目標に近づかせた運用を行うことが可能としている。
「サイトターゲットの変更について : 名称の変更 & CPC入札の発表」(Google アドワーズ公式ブログ)