SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2015 Spring(AD)

“MAはエンゲージメントマーケティングプラットフォーム”へ、マルケトが目指すマーケティングの進化

 「精度の高いパーソナライゼーションを実現し、お客様の生涯価値を高めていく」。エンゲージメントマーケティングの原則であり、かつマルケトが実現することとして、同社代表取締役社長の福田康隆氏はこう語る。3月17日(火)に開催したMarkeZine Day 2015 Springにおいて、福田氏は、世界中のマーケターの業務基盤システムとなっているマルケトのマーケティングオートメーションツールの可能性を示した。

自社イベントには1000人のマーケターが集結、MA市場をリードするマルケト

 群雄割拠のマーケティングオートメーションツール市場。2014年3月に日本法人としての活動を開始して以降、急速に導入企業を増やしているマルケトだが、日本国内でも100社以上のユーザーがマルケトを導入し活用している。2015年2月に開催した「Marketo Summit Japan 2015」には、マルケト本社のCEOやCMO、またIMC(統合マーケティング)を提唱したノースウェスタン大学のドン・シュルツIMC名誉教授など、多彩なゲストを迎えた。合わせて国内外の様々な事例講演が行われた同イベントは、1000人を超えるマーケターが参加した。日本法人の代表取締役社長を務める福田康隆氏も「日本のマーケターの方々の大きな関心と、想像以上の期待を感じた」と振り返る。

株式会社マルケト 代表取締役社長 福田康隆氏
株式会社マルケト 代表取締役社長 福田康隆氏

 マルケトは2007年にアメリカで創業し、13年にナスダック上場という異例のペースで成長している。現在、マーケティングオートメーションの主要ベンダーの中では唯一のマーケティングソリューションに特化したベンダーであり、深い専門知識に裏付けられたマーケターのためのソリューションを提供しているのが強みだ。導入企業はBtoC、Bを問わず非常に幅広く、グローバルで現在3,800社、日本国内でもすでに約100社が活用している。

 ベンダーとしての専門性と製品開発に注力する一方で、パートナー企業との連携に非常に力を入れており、その数は現在400社にも上る。新しいテクノロジーが続々と誕生するデジタルマーケティングにおいて、一社で全ての領域をカバーするのではなく、様々な製品やベンダーと柔軟に連携している点もマルケトの特徴だ。

 最近ではアドテク、DMP領域でのアライアンスが非常に活発になっており、国内においてはマルケトの導入や運用の支援サービスを提供するサービス・プロバイダーとのパートナーシップも強化されている。さらにコンサルティング、Webサイト構築、コンテンツ制作といったそれぞれのパートナーの強みを活かしたサービスが提供されている。

マスマーケティングが通用しない今、 エンゲージメントが重要

 「適切なメッセージを適切な人へ適切なタイミングで届けるというマーケティングの基本原則を実行するのが、ますます難しくなっている」と、福田氏は語る。これが、現在マーケティングオートメーションツールに注目が集まる背景だという。「今、私たちが生活者として1日に接触する広告やメッセージの数は、実に3,000近くになると言われています。この環境下でいかにして自社のメッセージに目を留めてもらうかが、最も大きな課題です」(福田氏)

 これまでの、マーケティング手法とのマーケティングテクノロジーの進化の歴史を振り返ってみると、一方的にメッセージを伝えることに注力していたマスマーケティング時代には、メールマガジンを一斉配信するためのメール配信サービスが広く使われていた。やがて、配信したメールに対するレスポンス、コンバージョンを獲得することを狙った単発型のマーケティングが登場した。

 だが現在では、コンバージョン数を最大化することに注力するあまり、顧客側の視点を忘れて情報配信をし続け、顧客が離れていってしまうことが問題となっている。これからのマーケティングのスタンダードになるとマルケトが考えているのが、長期的に顧客との関係性を構築するエンゲージメントマーケティングだ。

 また、もう一つの重要な市場の変化として、福田氏は「購入プロセスの主導権が買い手側にシフトしている」ことを挙げる。多くの買い手は購入を決めるまで、あるいは営業担当者に会う前に様々な情報への接触によって、購買候補の絞り込みをほぼ終えている。そのため、企業は、買い手と直接接触する前のプロセスから関わりを持てるか否かが重要になってくるのだ。

次のページ
パーソナライゼーションの精度を高めるには

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine Day 2015 Spring連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/04/21 11:00 https://markezine.jp/article/detail/22198

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング