コンテンツは店頭POPなどに二次利用
MZ:では、今回実施したプロモーションについて教えてください。
金子:インフルエンサー6名を起用し、タイアップ記事を1本とInstagramに投稿する動画を制作しました。内容としては、インフルエンサーさんに実際にケルヒャーさんの商品を使っていただくというものになります。記事や投稿を通して、読者にケルヒャーさんの商品を「体感」してもらうことを目指していたので、クリエイティブは「動画」を使い、実際の使い心地や、使用前と使用後のビフォーアフターを見せるものにしました。また今回ケルヒャーさんとご一緒したパッケージプランでは、制作したコンテンツの二次利用も自由にできるというものです。
朝喜:コンテンツを二次利用できることは、非常に魅力的なポイントでした。弊社でも独自に写真や動画を作成してはいたのですが、どうしても広告色が強くなってしまい……。インスタグラマーさんに作っていただけた動画のほうが、ユーザーに響くものになったと思います。制作した動画や記事は、店頭のPOPや販売店さんのトレーニングシーンなどに活用しています。
インフルエンサーごとの特性を活かして
MZ:現在約800名のインフルエンサーと提携しているとのことでしたが、どのような観点でプロモーション担当を決めているのですか?
金子:インフルエンサーを活用するうえで重要なのは、誰をアサインし、その人に合った切り口と見せ方ができるかどうかというところです。インフルエンサーさんのフォロワーは、この人のこんなところが好きだからフォローしている、この人のこのトーン、雰囲気が好き、といったポイントがあります。
LIMIAでは、その投稿がフォロワーの方々へ響くのか、インフルエンサーごとにあわせてメッセージの出し方をきめ細かく企画しています。家族構成やライフスタイルなど、まず商品ごとに最適なターゲットを設定し、そこからインフルエンサーのアサイン、動画の絵コンテを制作します。
今回の場合、Instagramの合計した動画再生数だと60万再生を超えており、コストを考えると非常に効果的、かつ効率よくユーザーへリーチできたと考えています。