ADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADK MS)は、讀賣テレビ放送(以下、読売テレビ)と、デジタル広告で使用する6秒CM素材を、テレビ番組本編進行中に画面に表示されるピクチャーインピクチャーの手法でオンエアし、オンエア時の視聴者のテレビ注視度を測定する企画を実施した。
ピクチャーインピクチャーとは、画面上に同時に複数の画面を表示させることを意味する。テレビ放送においては、スポーツ中継など、番組の流れを中断せずに広告を表示する方法として注目されており、米国では圧倒的な人気のスポーツ番組などで定着しているが、日本ではまだ前例が少なく有効な活用方法が模索されている段階だ。
ADK MSと読売テレビは、6月21日(金)『Fun!BASEBALL‼2019「阪神×西武」』において、通常デジタルメディアで使用する6秒CM素材を、提供表示の代わりにピクチャーインピクチャ―でオンエアした。野球中継は6秒素材オンエア中も途切れずに表示されるため、視聴者は「重要なシーンを見逃すのではないか」というストレスなく、6秒素材を見ることができる。
今回、ADK MSと読売テレビは、「阪神×西武」という好カードの試合中にKONAMI『プロ野球スピリッツA』の6秒素材をオンエアし、TVISION INSIGHTSの視聴質データを使って、視聴者の「テレビ注視度(=Attention Index/AI値)」を測定した。その結果、6秒ピクチャーインピクチャー注視度(2回オンエア平均)は、番組全体の平均注視度を大きく上回る結果となった。
なお、6秒CM素材のピクチャーインピクチャーオンエア、並びに個別番組のテレビ注視度計測は、関西では初めての事例となる。
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