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若年層が支持するインフルエンサー、わかりますか? “超”総合キャスティングの実現で急伸するエイスリー

フォロワー数より本来のニーズを重視すべき

─―続いて、エイスリーのキャスティングの特徴を教えてください。

山本:エイスリーは、表面的なバズを起こすのではなく、クライアントの目的にぴったりと当てはまるキャストのアサインを、モットーとしています。先ほどもお話したように、クライアントからキャストの希望をいただいた場合でも、より最適なキャストをご提案することがあります。

 たとえば、プロ仕様のカメラをインフルエンサーマーケティングで訴求したいとき。「インフルエンサー」「インスタグラマー」の言葉から、フォロワー数を何十万と抱え、インスタ映えする写真が得意な若い女性をイメージし、その方を起点にバズを起こしたいと考えるケースがあるかもしれません。しかし、商材のターゲットを考えるならば、フォロワー数が少なくてもカメラに詳しい人やレビュアーなどをキャスティングすべきでしょう。弊社にはプロフェッショナルユニットというチームがあり、有名なカメラマンもアサインできます。インフルエンサーの捉え方が徹底的に広いのが弊社の特徴です。

 「インフルエンサーとは、発信するすべての人たちである」が、私たちの定義です。タレントはもちろん、芸能人もアスリートも何かの専門家も、発信する人たちはみんながインフルエンサーです。本質的なキャスティングをするように、努めています。

─―フォロワー数だけで、判断はしないと。クライアントのニーズに本当に適したインフルエンサーをつなげる、マッチングサービスに近いのですね。

山本:はい。エイスリーでは、インフルエンサーを所属事務所などによって区分けしたり、ネットワーク化したりせず、すべての事務所、フリーの方々の情報をデータ化し、公平な立場から、クライアントにご提案しています。いわば、コンシェルジュですね。この公平さは事業を始めたときから大切にしています。クライアントの目的を最大化するだけでなく、キャストの影響力も最大限に生かせる案件とつなげ、クライアントとキャストの双方にとってプラスになることを目指しています。

データだけでなくキャラクターを伝える

─―それでは、エイスリーにキャスティングを依頼したときのフローについても教えてください。

山本:まずは、お客様のキャンペーンのこと、そして目的をしっかりとヒアリングします。月に400件を超えるご相談をいただきますが、その内容は様々です。たとえば、YouTuberをご希望でご相談されても、企画の内容から声優のほうが良さそうだと思ったときは、社内の声優を扱うユニットにバトンタッチし、引き続きご提案をしていきます。あわせて、ひとつのキャンペーンだけでなく、動画とイベント出演といった複数のメディアにまたがるご提案も可能です。

─―12の専門ユニットで対応するからこそ、あらゆるニーズに応えられるんですね。キャストを決めるときは、どのような情報が提供されるのでしょうか。

山本:インフルエンサー等を起用したデジタルマーケティング方向でのご相談の場合は、フォロワー数などの数値はもちろんのこと、パーソナルデータや価値観、発信の内容までキャストの情報をお伝えします。定量的なデータだけでなく、キャストのキャラクターまでご理解いただくことが、キャストへの信頼とキャンペーンの成功につながると考えます。

─―インフルエンサーマーケティングでは、炎上トラブルが懸念されます。どのような対策を採られていますか。

山本:まずエイスリーでは、炎上トラブルを起こさないようなキャスティングを前提としています。普段から、秘密保持やコンプライアンス等を含めた契約締結はもちろん、社内担当者とインフルエンサー間のコミュニケーションが多く、信頼関係も築けているからこそ、キャスティングの精度が高いんです。また、万が一トラブルがあっても、リカバリーを行っています。

 膨大なキャストデータを基にした、スピーディな提案と適切なコスト、キャンペーンの実行や運用間のトラブル対応、リカバリーも含め、キャンペーンのゴールまで寄りそうことが、エイスリーの強みだと思います。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/03/25 10:00 https://markezine.jp/article/detail/33017

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