1案件平均は数万円。「調査は高い」のイメージを覆す
――では、ノバセルの今後の展望についてお伺いします。お客様にどのような価値を提供していきたいかお話しください。
青山:これまでは初めてテレビCMを出稿する企業様を主なターゲットにしていましたが、「ノバセルアナリティクス」の導入によって、解決できる悩みの幅が広がってきています。これからもテレビCMにおける悩みや矛盾点に寄り添えるよう、サービスに磨きをかけていきたいです。企画・制作段階においては引き続きLINEリサーチを活用し、「ターゲットは誰か」「選ばれる理由は何か」を瞬時かつ徹底的に追求します。
また、様々な企業様とお仕事をさせていただく中で、調査はまだまだハードルが高いものと思われていると感じています。費用がかかるイメージから敬遠しているところもあると思うのですが、LINEリサーチのライトコースであれば、私たちの場合は1案件につき平均数万円で利用しています。Web広告を行うような感覚で、気軽に試してみることをお勧めしたいです。
――調査実施のハードルが下がっているのは良いことですね。最後に青山さんのご経験から、データを企画やクリエイティブに落とし込む際のポイントを、教えてください。
青山:調査は仮説を出すものではなく、仮説を検証するものだと思っています。まずは商品・サービスを研究して、仮説を何パターンか考えていくのですが、 複数のサービスの調査をかける中での学びは、コンセプト調査は、仮説に振れ幅を作ること、意外なものも入れてみることが重要ということでした。調査で、”発見”と”意外性”を見つけられないと、それこそクリエイティブも、どこで提案されても変わらない企画になってしまうので、その点は気を付けています。
――本日はありがとうございました。
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