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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

ファンとの距離の近さ×流通への展開強化でブランド拡大したPHOEBE BEAUTY UPの戦略

D2C成功に欠かせない2つのこと

――D2Cブランドはデジタルから始まることがほとんどですが、売上拡大していくにはオフラインの接点も非常に重要になることがわかりました。ぜひ今後D2Cブランドを立ち上げたい方に向けてビジネスを成功させるためのポイントがあればアドバイスをいただけますか。

 2つあります。1つはスピード感を大事にすることです。まだブランドを立ち上げてから2年ほどですが、常に飽きられないよう新商品を立て続けにリリースしてきました。また、プロモーションに関しても、様子を見ながら進めるのではなく、伸びると判断したら全力でそこにリソースを投下してきました。それもあってどの媒体でも売上が立つ状態が作れるようになったと思っています。そして、もう1つはブランドを作る前に売るための仕組みを用意しておくことです。我々の場合DINETTEというメディアとDINETTE GIRLSというインフルエンサー集団が揃っていたからこそ、初速の売上を作ることができました。どんなにいい商品を作っても売れなければ意味がないと思っているので、コミュニティやメディアを運営したり、自身がインフルエンサーとして活躍したりと、ローンチ時の売上や認知が作りやすい状況を作れるD2Cブランドが成功しやすいと思いました。

ラインアップを増やして接点を拡大

――最後に今後の展望をお聞かせください。

 現在はまつげ美容液やフェイスマスクなどのスキンケア商品が中心となっていますが、2022年以降はメイクアップ商品の開発にも力を入れていきたいです。加えて、中国や台湾をはじめとした海外展開も行うので、グローバルも視野に入れたビジネス展開も今後強化していきたいです。また、2021年1月29日にPHOEBE BEAUTY UPのライフスタイルラインとして「PHOEBEHOMEGIRL」をローンチし、第1弾商品としてスウェットのセットアップを発売しました。私たちのブランドに興味はあるけど化粧品には手が出せない人たちもいると思い、そういった方や新規層との接点拡大を目的に新たなラインを立ち上げました。この拡大も進めつつ、直営店の展開を目指していきます。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/06/10 10:13 https://markezine.jp/article/detail/35541

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