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SEO初心者が知っておきたいGoogle機能の基礎知識

一目で検索ワードを理解できる!知っておきたい「ナレッジパネル」の基礎知識

 Googleの検索結果には様々な機能があります。SEO対策に取り組む中で、知っておきたい機能を全7回にわたってご紹介。第2回はナレッジパネルについてです。ナレッジパネルはGoogleのデータベースをもとに表示されるもので、ユーザーが検索した際に、端的にそのトピックを理解してもらうことを目的としています。今回はそんなナレッジパネルの基本情報、表示の仕組みなどをご紹介します。

基本的な情報が分かる機能「ナレッジパネル」

 こんにちは。ナイル株式会社の青木です。

 前回は「強調スニペット」についてご紹介しましたが、皆さん覚えていますでしょうか?

 検索するキーワードによっては、ユーザーはサクッと答えや情報を欲しい場合などがあり、そうしたニーズに応えるべく、Googleの検索結果に回答や言葉の意味を強調表示する機能が強調スニペットでした。

 第2回で紹介する「ナレッジパネル」も、ユーザーに端的に情報を伝える目的で表示されています。強調スニペットと類似した機能といえますが、表示の仕組みやユーザー側での表示対策の可否などが異なります。今回も、実際の検索結果を紹介するだけでなく、実装できるのか、表示されることの効果なども合わせて解説します。

ナレッジパネルとは

 ナレッジパネルとは、「ナレッジグラフ」と呼ばれるGoogleのデータベースを基に、検索結果に表示される情報のことを指します。Googleは、ナレッジパネルを検索結果に表示する目的として、次のように述べています。

 ナレッジパネルは、検索された人物、場所、ものに関する主な事実を表示することでそれについてすばやく理解し、トピックに関する情報を簡単に調べられるように設計されています。

Google Japan Blog「Google 検索のナレッジグラフとナレッジパネルとは」より引用

 Googleのデータベースであるナレッジグラフは、人物や地名、物事をはじめとした様々な情報のデータベースであり、Webで公開されている情報や、Googleが提携しているデータ提供元などの情報をベースに構成されています。

 このナレッジグラフのデータによって、人物、場所、ものに関する情報を単なるテキストではなく、「意味」や「知識」として処理できるようになり、それを元にナレッジパネルを表示しているのです。

 まずはイメージがしやすいように、いくつか具体例を紹介します。

ナレッジパネルの例

「ラーメン」の検索結果

 ラーメンなど食べ物の検索結果は位置情報の影響を受け、検索した場所の近くの店舗を表示することが多いですが、その中にナレッジパネルが表示されることもあります。

「ラーメン」のPC検索結果
「ラーメン」のPC検索結果

 ラーメンの概要や栄養成分表の他、関連してユーザーが気になる「レシピ」や「動画」へのナビゲーションなど、ナレッジパネルは関連する情報をユーザーに提供する機能を備えていると考えていいでしょう。

※「動画」や「レシピ」をクリックすることで表示される検索結果は、正確にはナレッジパネルではなく、「ラーメン 動画」などのキーワードで再検索された検索結果になります。

「ラーメン」のスマホ検索結果にて「レシピ」をクリック
「ラーメン」のスマホ検索結果にて「レシピ」をクリック

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この記事の著者

青木 創平(アオキ ソウヘイ)

 ナイル株式会社 SEO研究所所長。大規模データベース型サイトなどの技術的に複雑なSEOのプロジェクトや、BtoBのサービスサイトにおけるオウンドメディアマーケティングなどを担当。2021年からはSEO研究所を立ち上げ、より成果に貢献するSEOを追求している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/06/02 08:00 https://markezine.jp/article/detail/36360

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