ハッシュタグキャンペーンを継続実施した理由
MZ:2020年9月にはじまり、12月、2021年3月、6月と、4回同じ座組でキャンペーンを展開されていますが、継続活用の決め手はどこにあったのでしょうか。
北野:初回でトレンドインしたことが副次的な成果として表れ、予想以上に多くの反響をいただきました。これにより、話題化の手法として手応えを感じ、12月の継続実施を決めると、またトレンドインにつながりました。
MZ:回を重ねる中で変更・改善された部分はありますか?
北野:ツイートの総数が出たあとにクーポンを発行しているのですが、クーポンが獲得できるようになったタイミングで、キャンペーン参加者に対してリマインダーが届く機能を2回目のキャンペーンから実装しました。
クリエイティブ面での改善も続けていて、当初は「楽天市場」感を前面に押し出したものを採用していたのですが、もっとユーザーが参加イメージを持ちやすいよう人が沢山参加している様子をGIF動画で表現したクリエイティブに変更しました。
あとは初回が予想以上に好調で、準備していたインセンティブが序盤で消化されてしまったので、より多くのユーザーにキャンペーンに参加いただけるようクーポンの金額など設計を見直すといったマイナーチェンジは繰り返しています。
トレンドインでツイート量は増加、売上にも寄与
MZ:今回の施策で得られた成果を教えてください。
北野:最初の成果は、先ほどお話ししたようにトレンドインを9月、12月、3月と連続して再現できたことです。
元々の「楽天スーパーSALE」期間中のツイート量はさほど多くなかったのですが、初回実施時のキャンペーンにおいては、過去平均と比較してツイート量自体も、購買意向に関わるツイートも大幅に増加しました。
北野:ツイート量の増加に比例するように、多くのアーンドリーチを獲得しており、非常に大きな成果が得られたと評価しています。