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すべてはマーケター自身の体験から始まる、Braze主催「FORGE Japan 2022」の歩き方

 Braze社がニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンなど世界の主要都市で開催してきたグローバルイベント「FORGE」。カスタマーエンゲージメントに関する最新トレンドや技術を紹介・議論する場だ。このFORGEが日本に初めて上陸し「FORGE Japan 2022」として2022年7月12日(火)に東京ポートシティ竹芝で開催される。同イベントは従来のセッション聴講型のイベントとは一線を画した設計だという。一体どんな思いが込められたイベントなのか? マーケターが得られるものは何か? 代表取締役社長の菊地 真之氏に伺った。

「FORGE Japan 2022」は“体験”の場

 「FORGE」という単語には「鍛冶場」や「精錬所」という意味がある。昨今マーケティングは多様化していて、一つの正解があるわけではない。菊地氏はFORGEというイベントについて「企業が様々なアイデアを持ち寄って見せ合い、それを精錬所の中で叩き合うことで、新たな知見を紡ぎ出し伝播していく場にしたい」と開催への思いを語る。

 今回のイベントは「カスタマーエンゲージメントの最先端を体験する」というキーメッセージの通り「体験」にフォーカスしている。菊地氏は「来場者のみなさんには『イベント全体を体験してほしい』」と強調する。

Braze株式会社 代表取締役社長 菊地 真之氏
Braze株式会社 代表取締役社長 菊地 真之氏

 「最近はイベントのオンライン開催が非常に増えています。マーケティングの戦略としても、いかにオンライン上で顧客にアプローチするかといった知見が増えました。一方、今、顧客が店舗に回帰しようしています。アフターコロナの購買体験をどう作るべきか、模索されている企業も多いです。そこでFORGE Japanでは、会場でモバイルデバイスとビーコンとの連動も含めた、リアルの空間におけるデジタルエンゲージメントを体験していただこうと考えています」(菊地氏)

カンヌライオンズ3冠、あのキャンペーンを実際に提供

 では、実際に会場ではどんな仕掛けを体験できるのか?

 驚きの体験は、事前にBrazeのアプリをダウンロードするところから始まる。事前にライドシェアアプリ「nearMe.」をダウンロードし、アプリから乗車予約をすれば、先着100名に、東京・品川駅近くの指定場所から会場までのオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」を無償で利用でき、実際のカスタマーエンゲージメントを体験することができる。さらに、会場が近づくとポップアップデロケーションが表示され、会場までのスムーズなモビリティ体験が設計されている。

 会場に到着すると、事前にダウンロードしたBrazeアプリを通して「一人一人へのおもてなし」がなされる。イベントに参加すると漫然と情報を浴びて「なんとなく楽しかった」で終わってしまうことも少なくない。だからといって、主催側が来場者一人ひとりにつきっきりでアテンドするのは難しい。そこでBrazeアプリでは、二次元バーコードを読み込むとイベントが発生したり、催し物を見るとビーコンと連動してアプリでクーポンをゲットできたり、また特定のエリアに行くとメッセージが届くなど、一日中デジタル上のおもてなしを受けられる仕組みを作った。

 これらの体験はすべて、来場者それぞれの属性・行動に合わせてリアルタイムでエンゲージメントする。そのため、同じ場所にいても隣の人とは違う体験ができる。

 ちなみにこのアプリは、イベント専用アプリではない。あくまでBrazeのアプリなので、イベント終了後もこのアプリを通して改めてプロダクトや事例について調べることができる。

 Brazeアプリのダウンロードを強くおすすめする理由がもう一つある。イベントの種明かしになってしまうが、当日体験できる仕掛けとして、バーガーキングが米国で展開しカンヌライオンズ3冠に輝いたキャンペーン「Whopper Detour(ワッパー・デツアー)」が用意されているのだ。

バーガーキングのキャンペーンを体験できる

 ライバル店に近づくとバーガーキングのワッパーを1セント(約1円)で食べられるクーポンが提供されるというもの。知識としてご存知の方も多いだろうが、実際に体験した方はどれだけいるだろうか?

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体験してから裏側を知ることで、腹落ちできる

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2022/06/22 10:00 https://markezine.jp/article/detail/39150

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