高速でPDCAを回し、効率的にクリエイティブの精度を向上

MZ：今回の取り組みのポイントや成果につながった要因を、サイバーエースとしてどう分析していますか？

岡野：プレナスさんは過去インストール広告を実施されたことがなかったため、実際にどれくらいの単価で取れるのかが未知数でした。そんな中で肝となったのは、いかに効率よく最短で目標のインストール数やCPIを実現するのか。そのために、入稿クリエイティブの精度とPDCAを回す速さに注力しました。

　入稿クリエイティブの精度は「極予測AI」で担保できます。その中でもプレナスさんは素材の変更に柔軟で、途中で「こういう素材のほうが良さそうだ」という判断をして、新たに写真を撮ることもありました。素材の修正と「極予測AI」を重ね合わせて、入稿クリエイティブの精度をさらに向上できた点がポイントの一つだったと考えます。

　本来は事前に大量のクリエイティブを作成し、実際に広告を配信してから良し悪しを判断するので、PDCAを回すのも1ヵ月単位になってしまいます。そのため、スピーディーに単価を下げていくことがなかなか難しいのが実情です。その点、「極予測AI」では当たる前提のクリエイティブしか入稿しないため、効率よくPDCAを回せたことも重要なポイントでした。

「極予測AI」で顧客を支援し、業界地図を変えていく

MZ：最後に今回の取り組み全体を踏まえ、今後の展望をお聞かせください。

横道：今はまだアプリのインストール数を伸ばしていく段階ですが、いずれは頭打ちするタイミングが出てくると予測しています。そのため、インストールから離脱なく会員登録まで進んでいただくにはWeb広告で何ができるのか？ など、今後もサイバーエースさんと協議しながら進めていきたいです。またアプリだけでなく、店舗へのお客様の来店数を伸長していくためのWeb広告運用についても検討・検証していきたいですね。

岡野：今後はアプリの中身についても一緒に考えていきたいですね。たとえば会員登録するまでのユーザーの導線なども、改善できるのではないでしょうか。

　もちろん、売り上げにつながるお手伝いができればとも考えています。ただし、今はまだ実店舗の売り上げに対する広告の費用対効果を計測することが困難です。そこを計測できる仕組みがあれば、よりWeb広告への投資判断もしやすくなってくると思うので、そういった仕組みも整えていきたいですね。

本間：サイバーエースは「『業界地図』を変える」というミッションを掲げており、これからWeb広告に注力していきたい企業様を中心に、幅広い業界のクライアント様を支援しております。アプリ事業担当である私たちは、お客様の広告効果を伸ばし事業を成長させていくことで、お客様自身のマーケットにおける業界地図を変えられるよう取り組んでいきたいです。今後も、計測回りで新しい付加価値を発揮するなど支援の幅を広げ、お客様のビジネス成長をサポートしてまいります。