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人間の感覚より効果を出せるクリエイティブ!やよい軒アプリで獲得効率200%を実現した「極予測AI」

 サイバーエージェントグループが提供する「極予測AI」は、クリエイティブの当たり・はずれの見極めをAIの効果予測で実際に配信する前に効率的に行える、クリエイティブ制作サービスだ。やよい軒を運営するプレナスでは、アプリのリニューアルにともないこの「極予測AI」を導入したWeb広告運用を開始。ダイレクト領域に特化しているサイバーエースのディレクションのもと、100パターンほどのクリエイティブから“勝ちクリエイティブ”を導き高速PDCAを回した結果、わずか4ヵ月で100万インストールを達成。CPIも目標の半分になるなどの、成果に貢献している。「極予測AI」の特徴や活用方法について、プレナスとサイバーエース両社の担当者に話を伺った。

やよい軒が取り組んだアプリリニューアル施策

MarkeZine編集部(以下、MZ):2022年2月に行われたやよい軒アプリリニューアルにともない、プレナスはWeb広告の出稿を開始されたと伺いました。まず、どのようなアプリリニューアルを行ったのでしょうか?

横道:やよい軒では2022年1月までアプリを約3年間運用していたのですが、利用率の伸び悩みが課題でした。それを解決するためにアプリのリニューアルを実施しました。

 リニューアルの大きなポイントとしては、やよい軒店頭の券売機で読み取れるクーポンを発行できるようになり、お客様の利便性が向上したことが挙げられます。加えて、アプリ会員様に対して適切なタイミングで情報発信が可能となったことも進化した点ですね。

株式会社プレナス マーケティング本部 マーケティング部 外食広告宣伝課 課長 横道大樹氏
株式会社プレナス マーケティング本部 マーケティング部 外食広告宣伝課 課長 横道大樹氏

MZ:アプリのリニューアルに合わせたプロモーションは、どのように設計されたのですか?

横道:旧アプリから移行する形で新アプリにリニューアルしたため、「旧アプリの会員様に新アプリへ、いかに移行していただくか?」が一番の課題でした。旧アプリには既に約100万人の会員様がおられましたので、それだけの方々に移行をしていただくためには、そのきっかけとして大きなプロモーションを企画する必要があると考えていました。

 そこで、新アプリの会員になっていただいたお客様に期間中に何度でも使用できる150円引きのクーポン「なんどもパス」を発行するキャンペーンを、2ヵ月間実施しました。これにより既存会員様の移行、および新規会員様の獲得を目指した形です。

豊富なデータを持つ効果予測AIで“勝ちクリエイティブ”を見つける

MZ:アプリリニューアルにともない、Web広告出稿を決めた理由をお教えください。

横道:既に旧アプリにも約100万人の会員様がおられたため、当初は店頭のプロモーションだけでとも考えましたが、リニューアルのタイミングがアプリへの新規入会を促すには最大のチャンスだと思い、新規会員様の獲得のためのプロモーションへと舵を切ることにしました。アプリの新規入会の促進と、同じデジタル上で出せるWeb広告ならば親和性が高く相性がよいのではないかと考え、Web広告へ出稿を決めました。

MZ:Web広告出稿に取り組まれる際、特にポイントとなったのはどんな点でしたか?

本間:今回はアプリインストール促進に関するお取り組みのご相談をいただきました。アプリの広告配信において、ポートフォリオ上多数を占めるディスプレイ面での効果改善は特に重要であり、ディスプレイ面で使用するクリエイティブの精度がKPIの達成有無に直結すると思っています。そのため、クリエイティブの精度×速度を担保するために「極予測AI(キワミヨソクエーアイ)」のご提案をさせていただきました。

株式会社サイバーエース 営業本部 第1営業部4局 第1アカウントグループ マネージャー 本間祐衣氏
株式会社サイバーエース 営業本部 第1営業部4局 第1アカウントグループ マネージャー 本間祐衣氏

横道:話をお伺いする中で、このアプリリニューアルにおいて最初から精度の高いクリエイティブを掲載していくことの重要性と、そのために「極予測AI」の活用が必要だということを感じました。

MZ:なるほど。「極予測AI」とはどのようなサービスなのでしょうか?

本間:「極予測AI」は、サイバーエージェントが持つ豊富な広告データを基に「当たりクリエイティブ」、つまり広告効果を最大化できるクリエイティブを作成する制作プロセスです。現在配信している中で最も効果が出ている既存クリエイティブと、新しく作ったクリエイティブの効果予測値を競わせ、効果予測値が既存クリエイティブを上回った新クリエイティブだけを広告主に納品し、広告配信する仕組みになっています。

 事前にAIでスコアリングをして、高いスコアのものだけを入稿するため、少ない本数の中で当たりクリエイティブを発掘できるようになりました。そのため検証のコストと時間の削減が可能となり、最短かつより精度の高い広告効果が期待できます。

 「極予測AI」の強みとしては、2点挙げられます。一つ目は、サイバーエージェントが持つ豊富な広告データ量に基づくツールである点。日本最大級規模の配信結果データをもとに予測エンジンが作られています。

 もう一つは、サイバーエージェントにはAI技術の研究開発を行う「AI Lab」という専門組織があり、最新のAI技術をサービスに用いて付加価値を高めている点です。多くの大学や学術機関とも産学連携し、日々AIの精度向上に取り組んでいます。

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人間より優れた効果予測で、“勝ちクリエイティブ”を導く「極予測AI」

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/01/12 11:54 https://markezine.jp/article/detail/40664

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