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【特集】2023年、マーケターたちの挑戦 ──未来を拓く人・企業・キーワード

ひとりマーケターになったとき、必要な心得とは?

体制が大きくなってきたら、適材適所を意識

──現在はメンバーも増えていると思いますが、ひとりマーケターだった頃と比べてどのような変化がありましたか。

 メンバーに何の仕事を任せるかが重要だと思っています。任せる仕事内容や目標設定を誤ると、1ヵ月くらいで本人も違和感を持つはずです。その違和感に早めに気付いてあげて、目標や仕事内容を柔軟に変更するようにしています。

──目標や仕事内容を柔軟に変更するのは大きな決断ではありませんか。

 小規模のマーケティングチームに関しては柔軟に変えて良いと考えています。まだ最適解を探している段階なので、違和感を覚えたら早めに理由を考えて次の手を打ったほうが良いです。また、目標とするKPIもなるべく売上に近いものにし、視座を上げています。

 結果として、新しく入ったメンバーも1年近くかけてフィットするポジションを見つけることができました。

──御社はアウトバウンドの営業がいないというお話でしたが、営業組織の立ち上げなどは行っていないのですか。

 資料ダウンロード数が以前の10倍以上に増え、獲得したリードへのアプローチを強化すべくインサイドセールスを立ち上げました。内製で行うリソースはなかったので、外注でお願いしています。弊社の営業はマーケティングチームが獲得したBANT情報のそろった案件に対応し、受注に集中した対応を行っています。

「自社ならこうする」という視点で情報収集する

──書籍の「はじめに」の中で、「ひとりマーケターに特化した本がない」という話がありましたが、大澤さんはマーケティングに関する情報収集をどのように行ってきたのでしょうか。

 ひとりマーケターになったとき、様々なマーケティング書籍やWebサイトから情報収集していましたが、その中で意識していたのは「ナイルでならこうする」という視点を持つことです。参考になる施策、考え方を見つけたらナイルで活用する場合どうするかをメモし、記事や書籍内に計算式が登場したら自社の数字にあてはめていました。そのほうが内容の理解にもつながりますし、次の道筋も見えてくるためです。

──最後にひとりマーケターをしている方へのアドバイスをお願いいたします。

 ひとりマーケターの方は今大変だと思いますが、間違いなく良い経験が得られると思います。その上で重要なのが、会社が今後マーケティングチームを大きくしたいと思っているのかどうかを確認しておくことです。大きくする意志があるのであれば未来があると思いますが、ないのであれば転職なども視野に入れておいたほうが自身の成長につながると思います。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2023/02/08 09:30 https://markezine.jp/article/detail/41065

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