Apple Search Adsの全自動運用に可能性を感じた
MZ:オーテではApple Search Adsの運用を手動で始められたとうかがいました。そもそもなぜApple Search Adsに注力しようと思われたのでしょうか。
銘苅:App Storeからのコンバージョンは言うまでもなく重要です。加えて、ジグソーde懸賞のインストール経路を鑑みても注力すべきだと考えました。指名キーワードから流入しやすいビッグタイトルのアプリゲームとは異なり、ジグソーde懸賞の場合は「ジグソーパズル」や「懸賞」などの一般ワードで検索されることが多いのです。App Store経由の獲得ユーザーはリテンションも高いため、自社で運用をスタートしました。
銘苅:スタートしたものの、ジグソーde懸賞以外のマーケティングも兼任しているメンバーが多いため、Apple Search Adsの運用に十分なリソースを割けていませんでした。キャンペーンが増えれば増えるほど最適なキーワードを見出しにくくなり、「運用に100%注力できれば獲得効率をさらに引き上げられるのに」ともどかしさを感じていました。
横山:オーテ様のように、リソース不足でApple Search Adsを活用しきれていない企業様は少なくありません。「思ったような効果が得られなかった」と注力するのを諦めてしまう企業様もあると聞きますが、非常にもったいないと思います。
UNICORNでは、キーワードの選択・入稿やオーディエンスの設定、キーワードとオーディエンスの組み合わせに応じた入札・買付などの運用業務を自動化する仕組みを提供しています。オーテ様をはじめ、Apple Search Adsを手動運用されているクライアント様の、広告配信と運用に関する課題を解消するプロダクトです。
人では思いつかないキーワードを機械学習で見出す
MZ:Apple Search Adsでジグソーde懸賞の広告を配信するにあたり、UNICORNからはどのような提案を行ったのでしょうか。
横山:UNICORNでApple Search Adsに配信する際、機械学習によるキーワードや入札の最適化、運用の自動化が可能ですが、ファーストステップとして出稿キーワードの方向性は考えておく必要があります。ジグソーde懸賞の場合は「ジグソーパズル」と「懸賞」という2つの軸があるため、そこから派生キーワードをどれだけ広げていけるかが鍵でした。
横山:まずは懸賞関連のキーワードや「ジグソーパズル」「パズルゲーム」といったキーワードの周辺から出稿をスタートし、実績を見ながらさらに派生させられそうなキーワードを見つけます。UNICORNにはキーワードを自動収集する機能があるため、その機能も活用しながらキーワードの拡大を進めました。
MZ:実際に広告を配信したキーワードを教えてください。
銘苅:競合アプリの名称や「チェス」「カジュアルゲーム」「クラシックゲーム」といった関連キーワードのほか、特定のアミューズメント施設名でも広告を配信しました。自分たちだけでは「懸賞」や「ゲーム」など、ベーシックなキーワードしか思いつかないため「そのようなキーワードでも獲得できるのか」と勉強になりました。
横山:UNICORNでは関連キーワードを自動的に収集し、配信しながら目標値に合うキーワードを選定していきます。自動収集されるキーワードの中には、人の想像が及ばないものが含まれている場合もあります。ジグソーde懸賞のApple Search Ads配信においては、コンバージョンにつながる可能性がありそうなキーワードで広く配信し、自動的に精査を行うUNICORNの仕組みが活きていると思います。