縦型動画広告の専任組織「VCL」
MarkeZine編集部(以下、MZ):前回に引き続き、縦型動画広告のクリエイティブ事例についてお話を伺っていきたいと思います。まず、皆さんの自己紹介からお願いします。
菅家(ファストノット):ファストノットCMOの菅家です。ベルミスは25〜35歳の女性をターゲットにした着圧レギンスブランドです。レギンスのほか、タイツやガードルといった商品を展開しており、女性の悩みを日常的に解決する「テックウェアブランド」を目指しています。
菅家:マーケティング施策としては、SNSマーケティング、特にInstagramのインフルエンサーを起用した施策に注力しています。
小堀(サイバーエース):私は、昨今の急拡大する縦型動画市場を早期に攻略し、お客様の事業拡大を支援できるよう、立ち上がった専任組織「Vertical Creative Lab.(以下:VCL)」に所属しています。ファストノット様とは、2022年9月のVCL立ち上げ翌月からご支援させていただいており、縦型動画広告の配信に必要な素材撮影を含むクリエイティブ制作から分析・検証までを行っています。
横澤(サイバーエース):私はアカウントプランナーとしてクリエイティブ・記事・運用のディレクションを行い、広告を通じてお客様の売上最大化を目指すことをミッションとしています。
髙橋(Facebook Japan):Facebook Japanの髙橋です。私は、サイバーエース社のVCLの広告効果の検証をフォローし、縦型動画面で成果を出すための戦略を一緒に考えております。
商品リニューアルを機に縦型動画広告に参入
MZ:ファストノットが縦型動画広告を活用した経緯を教えてください。
菅家:ベルミスでは、Instagramの中でもストーリーズ枠のインフルエンサー投稿が顧客獲得のメイン経路となっていました。その広告運用を行っていくうちに、スマホに最適化された“縦型”でかつ、「UGC(User Generated Contents)風の動画」のほうがユーザーに対して、よりブランドに親近感を覚えてもらいやすいことがわかってきました。
さらに「ベルミス」の新商品を数多くリリースするにあたり、新しい施策を打ち出して顧客数のさらなる伸張を目指そうとしていました。そこで、広告運用に関し、1年程一緒に取り組んできたサイバーエース社のVCLに、縦型動画広告のクリエイティブ制作から広告運用までをお願いすることになりました。