Web3時代、本場のイマを体験するためにシリコンバレーを訪問!
広告業界/マーケティング業界というのは、どの時代も常に、その時々のテクノロジーの変化をなんとか取り入れて、サバイブしてきたというところがあります。
たとえば、1950年代以前の新聞広告(平面広告)全盛の時代から、1960年代以降はテレビの浸透に呼応してテレビCMが広告業界の主役の座に踊り出ます。平面広告とテレビCMでは、制作時の技術的な内容が大きく異なり、新聞広告で活躍して来た当時のベテランの中には、テレビCMを手掛けることに大きな違和感を抱き、中には付いて行けなかった人も少なくなかったと思います。
21世紀に入ると、“テレビCM時代の終焉”が業界の話題となり、広告会社も没落かと随分ささやかれましたが、広告会社は意外としぶとく、マス広告の凋落をインターネット広告への進出で補い、それなりの勢力を保ち続けます。
そんな中、2009年に国際的なカンファレンス「ad:tech」が日本で初開催となりました。その名の通り、“アド(広告ビジネス)”と“テクノロジー”を掛け合わせたイベントです。
「ad:tech Tokyo(アドテック東京)」を10年間育て続け、2019年に後進に主催会社の代表の座を譲ったのが武富正人さん。さらなるテクノロジーの進化を感じるためもあってか、武富さんはそれなりのシニアであるにも関わらず、果敢にシリコンバレーに移住し、その本場の最先端の情報を紹介する形で、「WEB3BB」という新たなカンファレンスも主催しています。
そんな彼と一時帰国時に2人でランチをしていて、「達郎さん、Web3時代の本場のイマを体験して勉強するために、シリコンバレーに来るべきですよ」と誘われて、フットワークの軽さだけには自信のある僕は、さっそく応じていました。