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MarkeZine Day 2023 Autumn

丸亀製麺のマーケティングモデルを公開|感性×データの両立を支えるMMM活用、試行6年でたどり着いた形

予測不能な時代を、マーケターの知×想いで切り拓く

 ここまで、KANDOドリブンマーケティングの基盤にあるデータ活用について紹介してきた南雲氏だが、一方で「データやMMMの結果を鵜呑みにしないことも大切だ」と話す。

 MMMにより出てくる数値は過去のもので、意思決定の材料にはなるが、これだけで判断することはしない。自分たちの感性や直感をもって考えを巡らせ、仮説とストーリーをいくつも立ててシミュレーションを繰り返した上で判断するように心がけているそうだ。社内の左脳派にはロジックと数字で、右脳派には感性とビジョンとクリエイティブで社内のベクトル合わせを行い、意思決定スピードを上げるなどの工夫もあるという。

 MMMは手段であり、目的ではない。活用する目的と成果のイメージを明確に持つことが大切である。マーケティングを可視化するという直接的な目的だけでなく、うまく活用すれば意思決定のスピードを上げたり、社内のベクトルを合わせたりするなど間接的な効果も期待できる。

 「より一層マーケティングの力が必要とされる時代になります。我々マーケターの知と想いを結集させ、マーケティングの力で予測不能な時代の未来を切り拓き、一緒に日本を元気にしていきたいと思っています」と南雲氏は語り、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

西原 小晴(ニシハラ コハル)

 京都府立大学農学部出身。前職は大手印刷会社にて化学物質管理のシステム開発&管理者。退職後、化学・建設・環境法規制などの知識を活かして大手企業のライティングを行う。現在はリードナーチャリング、セールスライティングをメインとするマーケターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/10/11 09:00 https://markezine.jp/article/detail/43636

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