回遊ページ数やCVRなどに高い効果!ECサイトの取り組み3選
実際に効果の高いECサイトでは、どういった取り組みをしているのだろうか。山崎氏は3つの事例を紹介した。
CROOZ SHOPLISTが運営するファッション通販サイト「SHOPLIST」では、ZETAのリテールメディア広告エンジン「ZETA AD」を導入し、PR枠商品の露出箇所の自由度を高く設定。検索連動型広告で、広告とコマースの融合を実現している。
またユナイテッドアローズの公式通販サイト「UNITED ARROWS ONLINE」では、ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入している。同ソリューションは、自動生成されたハッシュタグをサイト内に表示するものだ。
ハッシュタグを経由して検索したユーザーは、ハッシュタグを経由していないユーザーと比べ直帰率が3分の1に減少。回遊ページ数が約2倍、滞在時間は1.8倍アップし、コンバージョンも2倍以上と大幅に向上している。山崎氏は「ハッシュタグをたどることで、違う商品へと能動的に渡り歩きやすい」とメリットを示した。
同じくZETA HASHTAGを導入しているバロックジャパンリミテッドの公式通販サイト「SHEL'TTER WEBSTORE」でも、直帰率は4分の1以下に減少。回遊ページ数は約4.5倍、滞在時間は4.9倍、コンバージョンもおよそ3.7倍と、高い効果が出ている。
ECサイトを改善する8つのソリューションを提供
Cookie規制を目前に、リテールECのデジタルマーケティングはどこに向かうべきなのか。「最も有望な手段の一つが、リテールメディアではないか」と山崎氏は語る。リテールメディアではユーザーのCX向上が実現できる点、リテールメディア側にも広告収益が入る点など様々なメリットが期待できる。そして、リテールメディアを盛り上げるために欠かせないのはUGCの活用である。レビューやQ&A、キュレーションといったUGCが有効であるのは前述の通りだ。
ZETAの製品にはリテールメディアを活性化・支援するための機能が詰まっており、事例として紹介したようなアパレル企業をはじめ、ニトリや資生堂ジャパン、ミドリ安全といった幅広い業種に採用されている。
最後に山崎氏は、ZETAが提供する製品の概要を解説した。同社の一番の強みであるEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」をはじめ、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」やOMO・DXソリューション「ZETA CLICK」、レコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」など、新製品のECキュレーションエンジン「ZETA BASKET」を合わせると同社は8つのソリューションを展開している。
「個別のケースに沿った形での説明もできるので、興味を持った方はぜひお問い合わせいただければと思います」と述べ、山崎氏は講演を締めくくった。
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