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NewsPicksのLTVドリブンマーケティング

NewsPicksが動画マーケの高速PDCAをインハウスで回せるようになるまで。比較した手法も紹介!

新しい、でもNewsPicksらしいクリエイティブへの挑戦

 いかにもNewsPicksらしい世界観の動画クリエイティブのみを広告配信していたところから、新しい方向性のクリエイティブに挑戦するのには、主にブランドイメージや、メディアとしての信頼性の毀損などの点で懸念があった。

 だが、各SNSにはそれぞれのカルチャーがある。テーマパークに来た人が美術館的表現は見たくないように、ユーザーの視聴モチベーションに寄り添うことは、SNS広告で効果を出すために必須だろう。たとえば、TikTokでより効果的な獲得を目指すためには、いかにもNewsPicksらしい世界観に捉われず、UGC的表現やクリエイター動画にもチャレンジする必要があった。

 そこで、両者を両立することを目指し、デザイナー陣とDoとDon'tをすり合わせながら進めることを大切にした

・訴求内容はNewsPicksの提供価値をブレずに伝える

・何かを貶す表現や煽りはしない

・過度な装飾は行わない

・有料コンテンツをメイン訴求する場合、有料である旨、または無料トライアルを表記する(ユーザーに対するフェアネス)

・表現の是非は、配信媒体やターゲティングも踏まえて判断する(たとえばTikTok向けクリエイティブを別媒体で配信する場合は別途判断) など

 クリエイタークリエイティブの場合も、クリエイターの選出、構成案、完成クリエイティブの各工程で確認を実施しながら進めている。TikTokのトレンドや、広告の配信結果をデザイナーにも共有したり、新たに是非を検討すべき要素が見つかれば認識をすり合わせながら進めることで、徐々に共通認識が築かれ、懸念点を排除しながら新たな表現へのチャレンジを最大化することができている。新たなトンマナや短尺での高効率クリエイティブを量産できる体制が整い、動画表現の幅が大きく広がっている。

 この1年で新たな動画クリエイティブでの獲得は大きく成長したが、さらなる伸びしろがあると考えている。今後も動画クリエイティブでの獲得を大きく増やしていきたい。

 若年層フレンドリーである動画という表現方法を活用し、学生や若年ビジネスパーソン層にNewsPicksの良さをもっと伝えたいと考えている。

 動画クリエイティブトレンドは静止画と比較し、非常に移り変わりが速い。トレンドにキャッチアップしながら、これからも様々なクリエイティブ表現にチャレンジしていきたい。

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この記事の著者

村松 奈津実(ムラマツ ナツミ)

株式会社ユーザベース NewsPicks事業 Marketing Team。

大学を卒業後、パナソニック株式会社での家電商品マーケティング職を経て、NewsPicksにジョイン。新規ユーザー拡大のためのマーケティング、中でも主にデジタルマーケティングを担う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/03/01 12:00 https://markezine.jp/article/detail/44888

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