BrazeはCRM/MAツールにとどまらない。目指す<共創と変革>
イベント後半には、Braze アライアンス本部北川氏の進行のもと、「共創と変革」をテーマにパートナー企業を交えたパネルティスカッションが行われた。
「消費者につながっていたいと思われるブランドになるには、価値を提供し続けることが求められる」と電通デジタル 杉尾氏は見解を示す。そのためにはBrazeを活用した継続的なコミュニケーションが必要だという。様々なプロダクトにサービスを組み込み、デザインしていきたいと意気込みを語る。
サイバーエージェントでリテール分野の支援を行う東樹氏は、オンライン・オフラインを統合した購買体験の向上が求められている現状を語り、「AIを活用した価格問題への取り組みやリテールメディアの構築など、Brazeを活用したソリューション開発と推進を通じた市場開拓にも貢献していきたい」とビジョンを示した。
個を捉えること・リアルタイム性の重要性とともに、事業会社の内製化ニーズの高まりを指摘したのが博報堂の白子氏だ。「広く使いやすいUIが求められており、Brazeはこれらの要件をクリアしています」とユーザビリティに言及した。
「個の多様化が進み個を捉えることが難しくなっています。カスタマージャーニー全体を設計し、コミュニケーションやクリエイティブのレベルで、どのように購買へと心理変容を促すかを考えていく必要があります」と指摘するのは、NTTデータでビジネス開発を担う神山氏だ。BrazeはCRM/MAツールとしての活用だけでなく、これら一連の取り組みにおいてもポテンシャルを発揮するという。「事業スキームの構築から、価値創出や売り上げ向上、生産性向上に寄与するサービスを共に作り上げていきたいです」と期待を見せた。
「Braze Torchie Awards 2024」発表!
イベントの最後に「Braze Torchie Awards 2024」が発表された。同アワードは、Brazeの導入・活用支援・カスタマーサクセスやマーケティングなどの領域で、高いビジネス貢献とお客様のマーケティング変革を支援したパートナー企業に授与される賞だ。
今回、ビジネス貢献の大きさ、カスタマーサクセスの共創、パートナーアセットとの共演、マーケティング変革の革新性といった様々な観点から、対象企業が選ばれた。
- Partner of the Year(ビジネス貢献と共創活動での大きな成果):博報堂
- Sales of the Year(共同営業活動を通じた大きな成果):サイバーエージェント
- Rising Star of the Year(協業活動の早期立ち上げ):電通デジタル
- Rising Star of the Year(協業活動の早期立ち上げ):ディレクタス
- Operation of the Year(Brazeの導入・活用の支援促進):SCデジタル
- Academy Growth of the Year(スキルと体制の強化):パワー・インタラクティブ
4期目に入ったBrazeジャパンはパートナーたちとともに、マーケティングテクノロジーの提供にとどまらない顧客体験の向上を目指していく。
『デジタル顧客体験』の最新グローバルトレンドをお届け!
Brazeが年1回実施するカスタマーエンゲージメントに関わる日本を含むグローバル調査レポートを公開中。マーケターの創造性と戦略性を阻む4つの要因とは?それを打開する方策は?