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決済データで市場を紐解く!三井住友カードの「Custella」(AD)

近鉄グループホールディングスの挑戦 共通IDの導入を見据えた沿線居住者と優良顧客予備軍の分析に迫る

優良顧客予備軍は実店舗の利用率が低い

──分析を通じて得られたメリットを教えてください。

永田(近鉄):優良顧客と優良顧客予備軍の差分を明らかにしていただけたことです。優良顧客の方々は、日常的なお買い物で実店舗を多く利用してくださっていました。一方、優良顧客予備軍の方々は実店舗の利用率が低く、日常的なお買い物はオンラインで済まされているケースが多かったです。なんとなく持っていた感覚をデータによって裏付けることができました。

溝口(近鉄):全購買における近鉄グループの利用率を見ることができたのは非常に画期的だったと感じています。グループ内の利用金額から優良顧客を導くことはこれまでも可能でしたが、「ある人が使ったお金のうち、近鉄グループで使ったお金がどの程度か」はキャッシュレスデータを用いなければ知り得ません。

秋田(近鉄):優良顧客予備軍にあたる30~40代の男性の特徴を把握できた点が良かったです。自社のデータベースでは、ほかの性年代に比べて母数が少ない層でしたから、三井住友カード様のキャッシュレスデータによって捕捉することができました。新規顧客開拓の足掛かりを見出すことができたのではないでしょうか。

グループ各社との連携強化に鍵

──最後に、皆さんの展望をお聞かせください。

永田(近鉄):データマーケティングを強化し、既存顧客のペルソナを明確にするだけでなく、潜在的なニーズも明らかにしていきたいです。顧客満足度の向上は、中長期的な視点に立てば近鉄沿線の価値向上にもつながるものと期待しています。

秋田(近鉄):近鉄グループの事業は、店舗の出店や鉄道の線路敷設など、地理的な要因と密接に関わっています。今回の分析結果は、当社が新たに参入する事業や展開するエリアなど、今後の事業戦略の方向性を見定める際にも役立つはずです。

溝口(近鉄):今回の分析で得られた示唆をグループ各社にしっかりと伝え、事業成長に役立ててもらえるようにしたいです。今後は「決済データをどのように活用すれば売上に寄与できるのか」「どのような施策が考えられるのか」をグループ一丸となって検討し、実行に移していくことが重要だと思います。

岩楯(三井住友カード):近鉄グループ各社様とも決済データを活用したお取り組みをご一緒させていただき、商圏エリアごとの特性や各社の利用者の特性を考慮した施策を検討できれば幸いです。

荒木(三井住友カード):今回の分析結果を具体的な施策に落とし込むためには、近鉄グループ各社様の協力が不可欠です。将来のアプリローンチ後も、近鉄グループ内での買い回りや利用額・利用回数・利用単価の増減、離反顧客などの観点で、顧客のロイヤルティ分析を引き続きお手伝いさせていただきたいと考えています。

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:三井住友カード株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2024/07/10 10:30 https://markezine.jp/article/detail/45703

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