継続率の低い流入元経由のユーザーが実は収益を生んでいた
──両者とも、流入経路別の計測に課題を感じられていたのですね。Adjustを導入したことで得られた成果について、お聞かせください。
中村(ANA X):ANA Pocketでは、流入経路別のインストール数やLTVなどを一元管理できるようになりました。これにより、オフラインイベントやペイドのプロモーション、オウンドメディア、SNS発信など、多岐にわたる施策の成果を比較したり、優先順位を付けたりしています。
中村(ANA X):また、ROASも分析できるようになったことは大きな変化です。これまでは主にユーザーの継続率を重視していましたが、状況に応じて継続率とROASのどちらを重視するべきかを判断できるようになりました。
たとえば、ポイ活目的でリワード広告から流入したユーザーの場合、継続率が低い傾向があったため、優先度を下げていたんです。しかし、実は収益につながっているとわかり、続ける価値がある施策だと見解が変わりました。
現在、会員登録数が200万人に到達したことで、より収益を増やす方法を考える必要が出てきました。この新たなフェーズに対応し、戦略を柔軟に検討できるようになったことは、Adjust導入による大きな成果だと考えています。
大杉(Adjust):Adjustの強みの一つとして、あらゆる流入元を網羅したアトリビューション機能があります。Adjustのアトリビューションは、モバイル、Web、アプリ内広告、CTVなど、ユーザーがアプリにたどり着くあらゆる経路を計測し、最も効果的な流入元を特定します。つまり、どの施策でどういったユーザーの獲得に至ったのかまで、正確に把握できるのです。
大杉(Adjust):また、現在レコメンド機能の「InSight」プロダクトを強化中です。Adjustに蓄積された膨大なデータを基に機械学習を活用して開発しており、お客様の意思決定の支援を目指しています。
InSightプロダクトの一つとして既にリリースされている「インクリメンタル予測分析」では、広告やキャンペーンの効果をアプリのインストール数の純増やオーガニック効果も含めた真の貢献度として可視化できます。今後はこれを基盤として、複数の経路を横断してキャンペーン評価ができるMMM(マーケティングミックスモデリング)などにも発展させていく計画です。
レポーティングの手間を削減!とにかく見やすい画面
酒井(ANA X):AMCアプリでも流入経路別の分析に活用していますが、Adjustはとにかくデータが見やすいという印象を抱きました。レポート画面の「Datascape」では、多様な経路があっても階層別に確認ができます。
酒井(ANA X):また、関係者への情報共有に要するコストを軽減できました。これまでは、Excelに手作業で入力していましたが、Datascapeによってその作業が大幅に削減されたのです。Adjustでは、分析手法の定義が明示されているので、チーム内で共通認識が定着し、「この数値はどうやって算出したの?」といったやりとりも減りました。
中村(ANA X):OSを合わせた数値が画面で見られることも助かっています。また、項目の追加や削除を簡単に行えるので、特定のデータに焦点を当てたい場合は、必要な部分を組み合わせて並べ替えた上でレポートを出力しています。
大城(Adjust):会員カードのデジタル化が進むにつれ、ライフスタイルに密着したアプリが増えてきました。アプリを専業としない企業様は、現場レベルでの報告作業にかかる手間に悩まれています。Adjustの導入後は「レポート機能が非常に使いやすい」という高い評価をいただいています。
大杉(Adjust):Adjustは海外発のツールですが、グローバルに占める日本市場のシェアは非常に大きいです。そのため、日本のお客様からいただいたご要望は、優先して反映しています。管理画面に関しても、カスタマーサクセスチームと開発チームの連携を強化することで、お客様の声を基に機能の改良を続けています。
酒井(ANA X):確かにAdjustはローカライゼーションを徹底していると感じます。導入する上では、手厚いサポートも大きな決め手になりました。使いやすさとサポート面の強さ。デジタルツールに明るい人もいれば、そうでない人もいる私たちのグループとしては、これらは欠かせないポイントです。
入内島(ANA X):私もANA Pocketの担当になって間もないですが、Adjustのツールはわかりやすく、使いやすいと感じています。
Adjust Datascapeやその他の機能を必要に合わせてご覧いただけます。Adjustの担当者がお客様のニーズに沿って、丁寧にご説明いたします。お問い合わせはAdjust公式サイトから。