携帯業界初の試みとして注目を集めた「auマネ活プラン」
MarkeZine編集部(以下、MZ):本日は「auマネ活プラン」の認知拡大施策について伺っていきます。まず、同取り組みにおいてどのような役割を担われているか、お聞かせください。
高村(KDDI):私は「auマネ活プラン」のメディアプランニングやバイイング、および効果測定を行っています。
楯(電通):電通では様々なチームがKDDI様を支援しており、私はビジネスプロデューサーとしてデジタルメディアの面からお取り組みに携わっています。
原口(Supership):私たちSupershipは、今回のお取り組みにおいて戦略を実行に移す運用面を担当しています。その中で私は、全体の進行を見るアカウントプランニングに従事しています。
坂本(Supership):私は実際の運用面を見ており、メディアの運用調整や効果検証に基づく最適化の提案などを担当しています。
木村(タブーラ・ジャパン):今回のお取り組みで活用いただいているプラットフォーム「Taboola」での広告配信を、広告主様や代理店様の売り上げ向上やキャンペーン効果改善に寄与できるようご支援しています。
MZ:「auマネ活プラン」のサービス内容を教えていただけますか。
高村(KDDI):2023年9月に提供を開始した「auマネ活プラン」は、auのデータ使い放題プランと様々な金融サービスの特典をセットにしたデータ容量使い放題の料金プランです。通信と金融特典をセットとして提供したのは、携帯業界として初めての試みでした。
リーチ拡大のため、複数の媒体活用で接触回数を増やす
MZ:どのような施策を展開したか、ご説明をお願いします。
高村(KDDI):まずは「auマネ活プラン」の存在と名前を広く知っていただく必要があると考えました。リーチを広げるため、テレビCMに加えて、デジタル施策にも力を入れることを決めました。
楯(電通):施策に使用した広告クリエイティブは、auブランドで人気の高いキャラクターである「鬼ちゃん」のお嫁さん「鬼嫁」が新登場し、話題になりました。
また、様々な媒体での重複接触を意識した設計となっており、テレビCMやOOHなど多様な接点での露出を実現。リアル、テレビCM、そしてデジタルの短尺動画など、各チャネルの特性を活かした展開を行っています。
デジタル施策にフォーカスすると、15秒版・30秒版のCM素材に加え、6秒素材を複数種類制作しました。これらの素材においても「鬼嫁」を活用しながら、マネ活プランのメッセージを端的に伝えることと、多面的かつ印象的な接触機会の創出を意識しました。2024年2月には素材をリフレッシュし、テレビCMや動画素材も追加で制作しました。
坂本(Supership):また、様々なモーメントでのリーチを最大限広げるため、クローズドのプラットフォームだけでなくオープンWebプラットフォームも活用することを提案しました。