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【新年特集】2024→2025 キーパーソンによる予測と展望

広告会社からクリエイティビティ・プラットフォームへ 博報堂DYグループの展望とそれを支えるAI活用

2024年はAI専門組織を新設、グループ内での連携も強固に

 2024年はクリエイティビティ領域でのさらなるAI活用を目指し、積極的かつ具体的な動きが加速した1年となりました。

 4月にAI研究所「Human-Centered AI Institute(HCAI Institute)」を新設、6月には統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」を立ち上げました。「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、マーケティング、メディア、クリエイティブ、コマース、エンゲージメントの5つのモジュールから成ります。私たちは、これらの各分野を「人間中心のAI活用」によって支えることを目指します。

図表1「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の概念図
図表1「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の概念図

 HCAI Instituteは、博報堂DYグループ全体のAI戦略設計や先端研究を担う組織です。研究成果の学会発表やアライアンス連携の推進はもちろん、AI活用のビジョンおよび技術開発のロードマップなどを策定し、社内外への情報発信にも注力しています。

 加えて、HCAI Instituteと同タイミングに「Human Centered AI Initiative(HCAI Initiative)」というプロジェクトも立ち上がっています。HCAI Initiativeは、博報堂DYグループ全社をあげ、AI活用を推進するグループ内の横断的な取り組みです。

 グループ内10社以上の各領域でリーダーをアサインし、各社のAIソリューションや活用ルールなどを取りまとめ、横展開することで、AI活用を加速させています。この取り組みは、4月の発足からまだ7ヵ月ほどの運用ですが、既に軌道に乗っている感触があります。近いうちに、グループ会社が作ったAIソリューションを、ほぼタイムラグなしにグループ内の他社でも活用できるようになっていくでしょう。

 これまでグループ各社がバラバラに取り組んできたものが1つに統合され、社員にもわかりやすく見えるようになったというのは、2024年における大きな成果の1つでした。

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広告会社から「クリエイティビティ・プラットフォーム」へ

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安光 あずみ(ヤスミツ アズミ)

Web広告代理店で7年間、営業や広告ディレクターを経験し、タイアップ広告の企画やLP・バナー制作等に携わる。2024年に独立し、フリーライターへ転身。企業へのインタビュー記事から、体験レポート、SEO記事まで幅広く執筆。「ぼっちのazumiさん」名義でもnoteなどで発信中。ひとり旅が趣味。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2025/01/28 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47492

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