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『MarkeZine』(雑誌)

第109号(2025年1月号)
特集「2024→2025 キーパーソンによる予測と展望」

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【新年特集】2024→2025 キーパーソンによる予測と展望

広告会社からクリエイティビティ・プラットフォームへ 博報堂DYグループの展望とそれを支えるAI活用

 2024年に新・中期経営計画を発表した博報堂DYホールディングス。そこには、広告会社ではなく「クリエイティビティ・プラットフォーム」として掲げる中計が示されていた。このクリエイティビティ・プラットフォームの根幹を支えるのがAIだ。博報堂DYホールディングスの執行役員CAIO(Chief AI Officer)であり、博報堂DYグループのAI研究拠点「Human-Centered AI Institute」の代表でもある森正弥氏に、2025年の展望をうかがった。

※本記事は、2025年1月刊行の『MarkeZine』(雑誌)109号に掲載したものです

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─ 広告会社からクリエイティビティ・プラットフォームへ 博報堂DYグループの展望とそれを支えるAI活用(本記事)
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AIでクリエイティビティの可能性を拡張する

 博報堂DYグループは2025年も引き続き、経営戦略として掲げているAI領域に注力していきます。

株式会社博報堂DYホールディングス執行役員/CAIO Human-Centered AI Institute代表 森 正弥氏 外資系コンサルティング会社、グローバルインターネット企業を経て、監査法人グループにてAI・先端技術を活用した企業・産業支援に従事。日本ディープラーニング協会顧問。
株式会社博報堂DYホールディングス執行役員/CAIO
Human-Centered AI Institute代表 森 正弥氏 

外資系コンサルティング会社、グローバルインターネット企業を経て、監査法人グループにてAI・先端技術を活用した企業・産業支援に従事。日本ディープラーニング協会顧問。

 振り返ると、AIは2010年代のビッグデータやディープラーニングをはじめとした「情報×AI」の時代から、2020年代の生成AIをはじめとした「クリエイティビティ×AI」の時代へと変化してきました。近年、「人間の仕事を奪う」のではないかと言われるAIですが、そもそも、AIは人間の作業を代替することには長けていません。AIを最大限に活用するためには、「別解」を編み出す必要があるのです。

 たとえば、ベルトコンベアに流れてくる不良品のジャガイモは、AIより人間のほうが高精度にはじくことができます。しかし、AIに「ジャガイモを採点して」と伝えれば、良いジャガイモを先に分けておくという「別解」により、人を支援できます。AIは人の代替で「正解を出す技術」ではなく、別の可能性やアイデアを拡張し、新しい価値を創造していく技術としてこそ、真価を発揮すると考えています。

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2024年はAI専門組織を新設、グループ内での連携も強固に

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この記事の著者

安光 あずみ(ヤスミツ アズミ)

Web広告代理店で7年間、営業や広告ディレクターを経験し、タイアップ広告の企画やLP・バナー制作等に携わる。2024年に独立し、フリーライターへ転身。企業へのインタビュー記事から、体験レポート、SEO記事まで幅広く執筆。「ぼっちのazumiさん」名義でもnoteなどで発信中。ひとり旅が趣味。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/01/28 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47492

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