SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

明星食品のブログ分析ツール活用事例

 明星食品では、商品の評判や満足度、キャンペーン展開の効果など、消費者や市場の反応をすばやく知るために、BIGLOBEのブログ分析ツールを採用。数字に表れにくい消費者の生の声や本音を収集して、多彩な角度から分析・検証することで、商品の改良やマーケティング戦略に役立てている。その成果について明星食品株式会社 マーケティング本部 マーケティング部 主事 小倉慎一氏に話を伺った。

これまでの消費者調査ではコストや時間、調査対象商品数の制限等が課題に

 「チャルメラ、中華三昧、一平ちゃん」などで、広く知られる明星食品では、主力商品である即席めんを、年間100種類以上も新商品(リニューアル商品を含む)として開発している。商品ライフサイクルの短縮による厳しい開発競争や、競合商品との激化する販売競争の中で、売上げ拡大を図るには3つの条件をクリアしなくてはならない。

 第1は、消費者ニーズに合った商品開発。第2はスーパーやコンビニエンスストアなど流通店への提案力。そして第3が、効果的なマーケティング展開である。

 これらの3つの条件をクリアするためには、市場の反応を正確に、スピーディに把握することが不可欠だ。明星食品では、これまでグループインタビューや街頭調査、ネット調査等を通じてさまざまな消費者情報の収集と分析を行ってきたが、そこにはいくつかの課題や不満が残っていた。

 「最大の課題は、なんと言っても費用と時間の不足です。調査ニーズ自体は全ての商品にあるにもかかわらず、コストを考えるとすべての商品に手が回らないというのが現状でした。」と、明星食品株式会社のマーケティング部 主事の小倉氏(写真左)は語る。

長期にわたる検索、項目別の分析、内容の即時把握などが導入の決め手に 

 また、これまで明星食品が実施してきた調査は、主に商品開発を目的としたもので、発売後の市場の反応をつかむ調査までには手が回らないことが多かったという。

 一方、社内では、商品開発部門、広告販促部門、営業部門から「新発売した商品に対する、消費者の実際の反応はどうなのか?」「展開している広告キャンペーンに対する評判はどうか?」など、発売後における市場の生の声を知りたいという声が次第に高まっていた。

 そうした状況の中で、注目したのが消費者の生の声や自然な反応があふれているブログだった。ラーメンブームといわれる今日、ブログにはラーメンに関するさまざまなコメントが書き込まれている。しかし情報の宝庫である反面、膨大な数のブログは閲覧するだけでも多くの時間がかかるという面で課題があった。

 そこで着目したのが、ブログ分析サービスである。明星食品では、数社のブログ分析ツールを実際に試用して使いやすさや分析機能を比較検討した結果、BIGLOBEが提供する「感°Report(かんどれぽーと)」の導入を決めた。その採用理由を、小倉氏は次のように話す。

 「決定のポイントは主に3つです。1つめは13か月という検索期間の長さです。商品やキャンペーンに対する反応の推移を長期にわたって把握できます。また、来夏の商品を冬に開発するといった場合にも、遡って見られることは重宝します。2つめは商品やキャンペーンの評判など欲しい情報を、味・プロモーションなどの話題別に見られる点も魅力に感じました。何が話題の中心なのかがわかると共に、気になる話題の中身に素早くアクセスすることができます。3つめは構文解析です。単語の抽出に止まらず、『めん』が『おいしい』などの係り受けでの出力が可能なので、書き込みの中身まで即座にわかる点も魅力でした」。

気になるアノ商品の評判がすぐわかる!ブログクチコミ分析サービス「感°Report」の詳細はこちらからどうぞ!

次のページ
商品開発、広告販促、営業など、分析結果を各部門の業務に反映

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/10/09 11:45 https://markezine.jp/article/detail/8295

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング