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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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MarkeZine Day 2010レポート

ROIに直結するメールマーケティングの効果検証と最適化プロセスとは?


惹きつける件名を作るコツ

 「メールマガジンで最も重要な件名を付ける際、最もありがちな間違いは『○○メルマガvol.○』『○○ 2010年5月号』のように、メルマガの『タイトル+号数や発行日』を安易に付けてしまうことです」。

 件名を付ける際、参考になるのは雑誌の表紙。パッと目に入った情報で「雑誌:手に取る」=「メールマガジン:開封する」というユーザーアクションが類似しているからだ。

 「最近、雑誌の表紙で特集の文字がだんだん大きくなってきている。また、モデルより前に出す、雑誌名より太文字にする、縦書きにするといったように、特集を目立たせる工夫が随所に見られます」

 つまり、メールマガジンでも「件名」には特集の内容を入れてユーザーを惹きつけ、意外と高い確率で開封の意志を決定づけている「Fromコンテンツ」にタイトルを入れるべきだ、と椎葉氏は語る。

メールコンテンツ最適化エンジン「CODE」でROIに差をつける

 「CODE(Content-Optimized-Delivery Engine)」とは、アルトビジョン社が保有するメールコンテンツ最適化エンジンのこと。

 複数のパターンを並行してテストする「ABテスト」に加え、そのテスト結果を自動的にフィードバックしてメイン配信を行う、「コンテンツ最適化機能」を搭載し、1回の配信で効果を最大化できるよう設計されている。

 例えば、10万件のメールを配信する際、そのうちの1万件ずつを異なるクリエイティブのメールマガジンでABテストを行い、効果の良かった方を自動的に残りの8万件に送信するといった使い方ができ、配信フローの中でメールマーケティングの効果を最大化できる。これまでの導入事例として、ネスレ日本、レノボ・ジャパン、リコージャパン、キャタピラージャパンといった、大手メーカーが挙げられた。

 そこで気になるのが、「クリックはただ多ければそれでよいのか」という問題。件名と連動して本文内でクリックされる場所も変化するし、本文でしっかりと情報を伝えた上でWebサイトへ誘導できた方がコンバージョンにも差が出る。「クリックの大小以上に、何を訴求したいかが大切です」。

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リストの疲弊化を防ぐ配信頻度コントロール

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&a...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/11/11 18:17 https://markezine.jp/article/detail/12202

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