ユーザーと商品の出会いを、サイトの枠を超えて最大化していく
山崎:今回の連携で、導入企業に特に寄与するのではないかと思うのは、検索ワードに加えてドリルダウンなどの様々な検索条件を用いてユーザーの需要の分析ができることです。これによって、ユーザーと商品のマッチングの精度が相当高まります。
MZ:検索条件を分析すると、具体的にどんなことが可能になるのでしょうか?
山崎:ブランドの指名買いは別ですが、条件が合うものを探したい、というカテゴリの商品も多いですよね。例えば、たまたま「○○」というワードで検索して商品Aが表示されてそのままAを購入しました。その後も検索条件を活用できれば、関連商品のBやCをレコメンドすることが可能です。もしAが気に入らなかった場合、よくある単なるリターゲティングでは購入される可能性があるBやCを訴求することができません。検索条件をキャッチできていれば、フォローアップメールでBやCを勧めたり、後からより適した商品が発売されたらそれを勧めたりすることができます。在庫切れの商品が復活したときにも、有効ですね。
MZ:これまでゼロスタートのロジックはサイト内で使われていましたが、今回の連携でメールなどサイト外でのアプローチで活用されることになるのですね。
山崎:ええ。今やユーザーは実店舗、メール、ソーシャル、ECとシームレスに行き来しているので、場所を問わずに接触する機会を最大化する必要があります。商品との出会いも、サイト内での最適化だけでは不十分で、広告やメールとの垣根がなくなっていくでしょう。当社としてはそうしたアウトプットは各社と連携し、自分たちではマッチングのロジックのより一層の向上に専念するつもりです。
成長企業は単なる売上追求ではなく、顧客満足度向上に注力している
MZ:これまでのゼロスタートのサービス導入企業は、月商1億円以上の大手企業ばかりですが、今回連携した「カスタムMakeShop」と「MakeRepeater」も大手企業向けになるのでしょうか?
向畑:こちらから限定するわけではないですが、そもそも「カスタムMakeShop」は自由にカスタマイズできるのが特徴なので、それが必要なのは自ずとそれなりの規模のECサイトになります。「MakeRepeater」も、最初に一定量の購買データをつなぎ込むことで精度の高い分析が可能になるので、ある程度の蓄積があるECサイトを想定しています。
山崎:現在EC市場で大手といわれる企業は、単なる売上を追求するのではなく、サイト上での顧客体験を極めて、顧客満足度の向上に注力しているから成長してきたのだと思います。最近、当社のサービス導入企業にはブランド企業が増えているのですが、ブランド企業では顧客体験を特に重視していますね。顧客体験を極めたいという企業に十分応えられるサイト構築サービスやツールが、正直これまではなかったと思います。その中で、今回の連携は非常に寄与すると考えています。
向畑:リピーター獲得の重要性は皆さん感じていると思いますが、なかなかやりきっている企業は少ないのが現状です。ゼロスタートさんのテクノロジーの導入で、さらに加速するリテンションマーケティングにぜひ取り組んでもらえたらと思います。
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