ブランディング、商品購入に効果発揮
MZ:「LINE NEWS DIGEST」内で広告を出稿した結果を教えてください。
成松:今回、2度出稿しました。1度目は10月末に、記事内に弊社の新商品を紹介するLPのリンクを設置したところ、35,000PVが集まりました。2度目は12月末、同時期に行っていたダイレクトスタンプの認知拡大を目的として、広告を出稿しました。スタンプがフックとなって、配布用のLPのPVが28万を超え、ファンケルブランドの認知に繋がったと考えています。
(右)ダイレクトスタンプの認知拡大を目的とした記事
MZ:訴求内容で効果が大きく違いますね。今回はブランディング目的とのことでしたが、顧客の商品購入に関してはいかがでしたか。
成松:実は、結構な反応がありました。特に1度目に関しては、新規のお客様からの購入が多かったのはとてもうれしかったですね。これまで様々な広告を出稿してきましたが、どうしても既存顧客からの反応が多く、新規顧客との接触が上手くできていなかった。しかし、今回の施策では、新規顧客の反応が大きかったため、大きな収穫になりました。
MZ:他のニュースメディアにも出稿されているとお聞きしましたが、違うと感じる部分はありますか。
成松:先ほど桜川さんからもありましたが、新商品発表などのトピックをニュースとして日常的に取り上げている点ですかね。「LINE NEWS」が日常的に新商品情報もニュースとして配信していることもあって、新商品の紹介をするPR記事でもユーザーへの違和感が少ないのではないでしょうか。
MZ:他に得られた効果はありましたか。
成松:指名検索数が増えましたね。検索からの流入まで増えるとは想像していませんでした。
桜川:他のクライアント様から、そういった声を頂くことがあります。指名検索が上がるということはマス広告に近い効果がありますね。テレビ番組で取り上げられると検索数が上がるのと同様に、「LINE NEWS」で見て、後になって検索される方が多いのではないでしょうか。
MZ:視覚的に見せているからこそ、記憶に残って後から検索するのかもしれませんね。
今後はセグメントも可能なメディアに
MZ:今後LINEをどのように活用していきたい、また要望はありますか。
成松:LINEは今後も注力すべき顧客とのタッチポイントの1つです。今後も新しい広告メニューなどは活用してみて、検証したいと思います。要望としては、セグメントをして広告配信できる仕組みがあると嬉しいですね。多くのユーザーが使っているサービスですので、セグメントしても十分なリーチで配信ができると思っていますからね。
MZ:この要望を踏まえ、今後のサービス展望をお話しください。
桜川:「LINE NEWS」内での広告をスタートしたのが2015年10月なので、効果的な事例も現在出始めたところです。そのため、今後も各業界のニーズを踏まえながら改善を加えていきたいと思っています。またセグメントに関しては、先日開催された「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」でも運用型広告を開始すると発表していますので、今後ご要望に応えられるのではと考えています。
