サントリーは2015年の春より、自社商品に関するSNS上の投稿を集約する場としてWebサイト「みんなの声」を開設。キャンペーン時の投稿だけでなく、普段の様子もハッシュタグを通じて捉えることで、ファンの熱量を可視化し、お客様との関係性の構築に活かしている。UGC黎明期から、自社ブログ運営やブロガーリレーション活動、SNSの活用などに力を入れてきた同社に、「みんなの声」の現状と、UGCへの向き合い方を聞いた。
※本記事は、2017年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』22号に掲載したものです。
SNS上の写真や意見を集約する場を作る
――御社はブログの時代からネット上でのコミュニケーション活動を積極的に展開されています。まず、現在デジタル周りの活動にどういった組織体制であたっているかをうかがえますか?

サントリーコミュニケーションズ株式会社
デジタルマーケティング本部 課長 坪田 恵子(つぼた・けいこ)氏
サントリー入社後、人事部、広報部、宣伝部、事業部を経て、2012年よりデジタル、SNS業務に従事。Twitterリスニング分析、アクティブサポートなどSNS上でのコミュニケーションを手がける。現在、2017 年4月設立のサントリーコミュニケーションズにてサントリー公式SNSの運用開発を担当している
サントリーグループはホールディングス制をとっていますが、今年の春にさらに機能を分ける形で、サントリーグループ全体のブランドコミュニケーション支援機能、お客様リレーション機能を担う新会社として、サントリーコミュニケーションズが設立されました。この新会社には、宣伝・デザイン本部と、私が所属しているデジタルマーケティング本部、そしてお客様リレーション本部があります。
「みんなの声」や、公式SNSのアカウント運営などは私の所属するデジタルマーケティング本部で担当しています。各ブランドのキャンペーン展開やSNS運営などは事業会社主体ですが、ブランド担当者と情報共有しながら進めています。
――生活者のSNS投稿を集約するサイト「みんなの声」、サイト立ち上げの背景をお聞かせください。
当社の商品は、普段の生活や食事のシーンとともにあるので、お客様にとってとても身近な存在です。それだけに、新商品の発売時はもちろん、生活のいろいろな場面でSNSにもとり上げられやすいと思います。そのため当社ではソーシャルリスニングも以前から行っていましたが、ソーシャルメディア上の声は年々影響力が増していると感じています。
そもそもSNS活用に注力している背景には、企業発の情報発信が伝わりにくくなっているという課題もありました。
「みんなの声」とUGC活用により、ブランドによっては通常よりも2倍の滞在時間となるケースもあるなど、お客様にとって価値あるコンテンツになっていると感じています。
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高島 知子(タカシマ トモコ)
フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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