SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

ユーザーの未来の行動に基づいた広告を配信する「TimeTree Ads」とは?

 2018年7月、JUBILEE WORKSは、カレンダー共有アプリ「TimeTree」内で取得されるユーザーの予定行動のデータを駆使し、広告配信を行うプラットフォーム「TimeTree Ads」の正式提供を開始した。生活者向けの製品・サービスの訴求を、ユーザーの興味関心ではなく、未来の行動に基づいたセグメント向けに行える新しい広告プラットフォームだ。今回は、そんな「TimeTree Ads」の特徴や活用法について、開発担当者の二人に話を聞いた。

1,000万登録ユーザーを突破し、家族を中心に支持を集める「TimeTree」

――まずは、お二人の役職と現在担当している業務内容を聞かせてください。

(写真左)小川秀星氏(写真右)吉本安寿氏

小川:プロダクトマーケティングと広告運用を担当しています。認知後のユーザー獲得を目的としたオンライン広告施策の展開や、運用データの分析に取り組んでいます。

吉本:マーケティングに加えて、広告プロダクト「TimeTree Ads」の開発ディレクションを担当しています。マーケティングでは、主にテレビCMや車両広告などのオフライン施策を中心とした認知目的のプロモーション施策を担っています。

――「TimeTree」は、どのようなサービスなのでしょうか。

吉本:私たちは、TimeTreeを「家庭のリビングにある壁掛けカレンダーのスマホ版」と考えています。通常、カレンダーに入れる予定は、家族旅行や友達とのランチなど、「誰かと一緒に行動すること」が多いです。しかし、それらの予定は、お互いが異なるところで管理していることがほとんどです。そこに着想を得て、自分だけでなく、相手と共有して使うことを前提としたカレンダーアプリとして、TimeTreeを開発しました。

小川:2018年7月に1,000万登録ユーザーを超えましたが、直近ではさらに伸びが加速しています。どんな方でも使っていただけるアプリですが、主なアクティブユーザーは女性で、全体の6~7割を占めています。年齢では25〜44歳という働き盛りの方たちが多いですね。また、世帯年収が高く、共働きで小さい子どもがいるような家庭で多く使っていただいています。

吉本:家族で利用されるケースを見ると、共働きの家族はお互いに忙しく、「言った言わない」といったすれ違いが多く発生します。とりわけ小さなお子様を持つ家族では、子どもの予定管理も含まれてくるので、「予定の見落とし」といった課題が多くなる傾向にあるようです。

小川:TimeTreeはスマホに最適化されたアプリなので、家族がお互い外出していても、予定を登録するとリアルタイムに通知が届きいつでも予定が確認できるようになっています。予定の見逃しが格段に少なくなりますね。

吉本:ユーザーの方からいただいたレビューの中には、「TimeTreeを使うようになって、すれ違いによるケンカが減った」「お互い何をやっているのかがわかるようになり、コミュニケーションが増えた」というコメントがありました。

――サービス開始から3年で登録ユーザー数1,000万人を突破するなど、勢いのあるサービスだと感じます。ユーザー獲得・リテンションの面で心がけていることはありますか。

吉本:TimeTreeはインストール後のリテンションが高く、特にUXの構築には気を使っています。ユーザーとの接点を頻繁に持つプロダクトの特性上、サービスをダウンロードして終わりにならないよう、認知・ダウンロード・利用・問い合わせなど、ユーザーとの接点それぞれでTimeTreeに対する一貫したイメージを持っていただけるようにしています。

 たとえば、アフターサポートでは、レビューの返信を定型文ではなく、その人の雰囲気に合わせた内容で行うなど、一人ひとりに適した丁寧なコミュニケーションを意識しています。そうした積み重ねの結果が、Appleの「App Store Best of 2015」に選んでいただいたり、アプリストアのレビュー点数を高く維持できていることにつながっています。

次のページ
広告効果を正しく伝えるため、ビューアビリティを意識した設計に

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

冨永 裕子(トミナガ ユウコ)

 IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタントとして活動中。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/09/10 10:00 https://markezine.jp/article/detail/29074

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング