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【リモート入社&研修をどう進めた?】アスクル新卒社員がコロナ禍で見つけた新たなビジネスチャンス

 家から一歩も出ないまま入社した――。コロナ禍に見舞われた2020年の春、マーケティング業界でもこのようなケースは多かったのではないだろうか。前例のない困難な状況だった一方、「新卒社員は奮闘していた」「デジタルを使いこなしていて頼もしい」という声も聞こえた。アスクルの新卒社員も研修の大半をリモートで進め、自社の資源を活かし“新たな市場”を見つける課題に取り組んだという。本記事では人事担当者と新卒社員5人にインタビューし、研修を振り返りながら、リモートでスムーズに進めていくポイントをうかがった。

入社から2ヵ月間フルリモートで研修を実施

――本日はアスクルさんの2020年度新卒社員のうち5人と、人事担当の多田さんに、リモートで行われた新卒研修についてうかがいます。多田さん、はじめに研修の概要を教えてください。

多田(人事):今年度は入社式も含めてフルリモートで2ヵ月間、その後はフィールドワークなどのため最低限の出社を交えながら、新卒研修を行ってきました

 毎年、新卒の社員たちには「今年にしかない武器」をもってほしいと考えてカリキュラムを用意しており、それは今年も変わりません。ですがリモート環境で研修を進めるのは初めてのことなので、「みんなで一緒に研修を作っていこう」というメッセージを強く出すようにしていました。

 具体的な内容としては、最初の1週間でSlackやZoom、Confluenceの使い方を学び、コミュニケーションの土台を作っていきました。その後はリモート環境を逆手にとって、会計やデザイン思考など、じっくり学び、知識をつけるプログラムを用意しました。一方で知識を得るだけではなく、それを実践につなげていく経験も積んでほしかったため、Zoomのブレイクアウトルームを使ったりして、ワークの時間も確保するようにしていましたね。

(上段左から)アスクル株式会社 人事担当多田 双葉氏、2020年度入社 井関 麻祐氏、小笠原 陸人氏(下段左から)長岡 莉来氏、伊藤 多紀氏、松井 千佳氏
(上段左から)アスクル株式会社 人事担当 多田 双葉氏、2020年度入社 井関 麻祐氏、小笠原 陸人氏
(下段左から)長岡 莉来氏、伊藤 多紀氏、松井 千佳氏

家から一歩も出ないで社会人に。リモートの不安を和らげたのは?

――新卒社員のみなさんはフルリモートでの入社・研修を、どのように感じていましたか。

井関:普通の状況で入社するとしても不安はあるのに、そこにコロナの不安も重なって、最初は「これからどうなってしまうのだろう」という気持ちでした。最初はなかなか、前向きに捉えようとは思えなくて……。

 気持ちがポジティブに変わったのは、わからないことを確認できるようになったときからだったと思います。同期38人が一緒にZoomで研修を受けている状況では、「研修を止めてまで聞きにくいな」「わからないのは私だけかもしれない」と感じてしまい、自分から発言することにも、ミュートを外すことにも抵抗があったのです。

 ですが、4~5人のグループワークが始まってから、徐々に「もう1回教えて」と聞くことができるようになり、それが、不安を解消できたきっかけだったと思います

小笠原:家から一歩も出ないで社会人になってしまったので、初対面からリモートのメンバーたちと、本当にコミュニケーションをとっていけるのか、自分は会社の一員になれているのか、心配な気持ちはありました

 しかし、研修の中で先輩と関わる場面があったり、吉岡社長が朝礼の代わりに配信している動画のなかで、新卒の僕たちの活動を取り上げてくれたりしたことで、受け入れられているのだなと実感できました。研修では、先輩社員に自分たちのことを知ってもらおうというテーマで、様々な企画も実行したんです。

伊藤:私のチームは「研修での活動を発信していこう」がミッションだったのですが、どのツールで発信すればよく見てもらえるか、どの時間帯に投稿するのがベストかなど、相談しながら取り組んできました。

 たとえばSlackでは、みんなの投稿時間がかぶらないようにスケジュールを組んだほか、会えない中でも私たちの内面を伝えることができるよう、成果物を発信するだけでなく、「今日のこばなし。」コラムを作成しました。見てくれた先輩社員に楽しんでもらえるようなコミュニケーションとは何か、を常に考えるようにしていました。

新卒社員が作ったSlackチャンネル
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この記事の著者

蓼沼 阿由子(編集部)(タデヌマ アユコ)

東北大学卒業後、テレビ局の報道部にてニュース番組の取材・制作に従事。その後MarkeZine編集部にてWeb・定期誌の記事制作、イベント・講座の企画等を担当。Voicy「耳から学ぶマーケティング」プロジェクト担当。修士(学術)。東京大学大学院学際情報学府修士課程在学中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/09/04 07:00 https://markezine.jp/article/detail/33860

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