トレンドテイクオーバープラスで新CMの認知を獲得
MZ:では、実際にどのような施策を行ったのか教えてください。
谷:テレビCMの放映を4月16日にスタートしたのですが、Twitterはそのティザーと放映開始後のリーチ拡大に活用しました。
まず、4月5日からテレビCMが新しくなることをTwitterで発信しました。さらに、4月11日にはトレンド欄に動画広告を掲載できるトレンドテイクオーバープラスを活用し、新クリエイティブの存在を多くの方に届けました。また、ビデオウェブサイトカードを使って、CMとは別バージョンのWeb動画を配信しました。これらの施策をテレビCMの放映前に行うことで、4月16日の認知と話題の最大化を狙いました。
さらに、4月16日以降はテレビCMと同じ動画広告を20代から30代の主婦層に届きそうなキーワード、興味・関心のターゲティングでリーチし、広告との接触頻度を高めました。
MZ:Twitter Japanは今回の施策実施にあたり、どのような支援を行ったでしょうか。
石橋:実施前には他社様の事例やクリエイティブ制作のポイント、またTwitter上の会話の価値をご説明させていただきました。そして、施策実施にあたっては、リーチと発話が最も促しやすいトレンドテイクオーバープラスの提案をさせていただき、Twitterが提唱するティザー・ローンチ・サステインのフェーズでどのような施策を行うか設計のフォローをさせていただきました。
Twitter広告のROIが高いという結果に
MZ:今回の施策実施におけるKPIはどこに設定したのでしょうか。
斉川:会話量やSOV(Share of Voice)をKPIにすることで、さらなるリーチ拡大と、購入意向が高まることを期待しました。
谷:今回の取り組みにおいて、ポジティブな内容のツイートがどれだけTwitter利用者の方から発せられるかはとても重要でした。新しいクリエイティブには、ギョーザがとにかくおいしそうであること、そして家族の食卓に堂々と出せる商品であることを伝える狙いがありました。そのため、ハッシュタグは「 #今夜はギョーザがいいんじゃない 」にして、ギョーザをその日食べたくなったり、そのハッシュタグを起点に会話が生まれたりしたら良いなと考えていました。
また、味の素冷凍食品のギョーザにはコアなファンの方が付いてくださっているので、その方たちの発話を促せると思っていましたし、今回のハッシュタグが実際に広がりを見せていました。
斉川:トレンド欄のトップにクリエイティブとハッシュタグを掲載したことで、発話を大きく促せたと考えています。また、ビデオウェブサイトカードではカンバセーショナルボタンを設置いただき、そのボタンを押してツイートしていただくと、限定の動画が見られる仕組みを用意しました。これも会話量の増加につながりました。