Shopifyは、YouTubeと新たなパートナーシップを締結した。これにより、Shopifyユーザーは自分のショップをYouTubeと統合し、ライブ配信・動画・ストアタブという3つの経路で商品を販売できるようになった。
同取り組みは近年の、クリエイターが自分の作品を直接販売し、顧客との関係を深めていくクリエイターエコノミーの発展を受けたもの。新規顧客獲得を目指しコンテンツを作る売り手や、自分で作品を販売したいクリエイターを新しい手段で支援していくため、両社は今回のパートナー契約に至った。
3つの販売方法の特徴は以下の通り。
- ライブ配信: 配信中の重要なポイントに商品をタグ付けすることができる。また、ピクチャー・イン・ピクチャーで動画画面を小さく表示して再生できるため、ユーザーは商品の購入中でもコンテンツを視聴可能。
- 動画:動画の下に商品欄を配置し、商品リストを表示できる。
- ストアタブ:販売者のYouTubeチャンネルに新しいタブを追加し、全商品を表示できる。
Shopifyが小売システムとして機能するため、商品名、画像、価格、配送といった詳細は全チャネルで一貫して最新の状態が表示される。売り切れの場合には自動的にYouTubeから削除される。
また、管理画面からライブ配信・動画の動きを追跡できるので、複数チャネルの売り上げを一貫して把握できる。
現時点では米国の一部ショップに限定されるものの、ユーザーが動画上で見つけた商品をその場で直接に購入できるシステムも実装されており、プラットフォーム上でのショッピング機会を促進している。
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