未曽有のパンデミックからの雪解けと引き締めが繰り返された2022年。旅行への支援施策なども打ち出され、経済も人の往来も段々と活発化していく1年でした。そんな中、マーケティング業界で注目されたのは一体どんなトピックだったのでしょうか？

　MarkeZine編集部では、2022年1月1日～2022年12月15日の間に掲載した記事を独自に点数付けし、ランキング化しました。本稿では、その上位20位を発表します。MarkeZineの人気記事から、業界の注目トピックを振り返ってみてください。

1～10位　「脱Cookie」「SNS」「ファンマーケティング」に関心

　1位は、Facebook Japan 執行役員営業本部長にCookie規制の対応策として今やるべきことを伺った記事。法的な規制に対しては対応が終わり、これからは技術面での規制に対応する企業が増えていくという内容で、多くの読者の興味を引きました。

1位　 2022年Cookieレスの現在地＆Meta「CAPI」の動向追報／法改正への対応後、今やるべきこと

　2位は、セイコーウォッチが展開する「セイコールキア」のInstagram公式アカウント運用に関する記事。2021年2月の立ち上げの裏側、双方向のコミュニケーションを意識したプロモーション施策について紐解いています。

2位　 1400本の限定モデルが大好評！セイコー ルキアの立体的なInstagramマーケティング

　3位は、株式会社SKIYOMI 代表取締役社長 石川侑輝氏による連載記事。Instagramを活用したマーケティングにおいて、「バズらせる」ためのセオリーをアルゴリズムの観点から解説をし、関心を集めました。

3位　バズらないアカウントの9割が「仕組み」を知らない Instagramのレコメンドを解説

　続く4～10位は、下記の通り。InstagramをはじめとしたSNSの活用や利用実態にフォーカスした記事や、ファンマーケティングに対しても注目が集まっていました。

4位　 見るべき数値はたった4つだけ Instagramの｢フォロワーが増えるロジック｣を解説

5位　 ここ5年でInstagramに何が起きた？企業に求められる「ユーザー起点」「コンテンツ型」へのシフト

6位　 「一緒にフィギュアスケートを盛り上げたい！」強火担・ミズノが手がけるファンがときめくコラボとは？

7位　 JO1、BE:FIRSTが次に打つべき施策は？ ビルボードデータで読み解くファンダムのアクティビティ

8位　 TikTokで初速を上げるとInstagramも伸びていく。今のSNSマーケは「掛け合わせ」が超重要

9位　 「TikTok売れ」は、なぜ起こるのか？その理由とZ世代が衝動買いをするポイント

10位　 食パン業界の革命児が見出した「業界の誰もが気づいていなかった真実」

11～20位　SNS施策に根強い関心　消費者インサイトにも注目

　ここからは人気記事の11～20位をご紹介。「SNS活用」に役立つ記事は11位以降でも注目が集まり、13位、15位、18位には特に「インフルエンサー」関連する話題がランクイン。またインサイトに関する記事も13位、17位と複数ランクインし、生活者の感情や行動の変化への対応に関心が高まる様子も見受けられました。

　11位　 限界を迎える広告代理店ビジネス──業界タブーに切り込み「デジタルシフト事業」に挑むデジタルHDの狙い

　12位　 730万再生、140％の広告認知を獲得！花王アタックZEROのTikTok活用

　13位　 「発信する消費者」をいかに巻き込むか？Z世代攻略の鍵を握る「インフルエンシューマー」とは

　14位　 ベビースターのプロモで立てられた「購買増加の図式」 仮説立て→実行→検証まで詳細を共有

　15位　 HIKAKIN×はじめしゃちょーの起用でオーダー数が2倍に！出前館の超大型キャンペーンに迫る

　16位　 事業成長に目を向けているか？ノバセル田部正樹のマーケターへの提言

　17位　 ガチャガチャを回すとき人は何を買っているのか？――「感情効率」を求めるインサイト

　18位　 累計販売食は400万超、共創で売上増加！ファミレスのジョイフル×YouTuberヒカルのコラボ

　19位　 「檸檬堂」「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」のSNSキャンペーンに学ぶ ユーザーの参加を促す施策の仕掛け方

　20位　 広告が嫌われない場が本当にあった。次なる戦略を打ち出した「１本満足バー」のTwitchとゲームの活用

　2022年の業界トレンドにキャッチアップするために、押さえておきたい記事ばかりです。2023年に良いスタートを切るためにも、ぜひ冬休み期間に人気記事をまとめ読みしておくのはいかがでしょうか。